夜中に目が覚めるときに試したい快眠法

目が覚める
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夜中に目が覚めるのはなぜ?

若い頃は寝たら朝まで目が覚めなかったのに、最近夜中に目が覚めるということはありませんか。

全部が全部ではないでしょうが、夜中に目が覚めるのは、もしかしたら中途覚醒という睡眠障害かもしれません。

年齢を重ねるとホルモンの影響や、生活習慣などの影響を受けてぐっすり快眠することが難しくなります。

また長時間同じ姿勢でいることにより、肩や腰、首に痛みが起きたり、睡眠時無呼吸症候群によって夜中に目が覚めてしまうことがあります。

特に40代を超えると増える中途覚醒、少しでも快眠できるように対策を講じてみませんか。

メラトニンを増やして眠りを深くしよう

40代以降に増える中途覚醒、どう考えても年齢による影響を受けていると考えられませんか。

年齢を重ねるとともに眠りが浅くなるのは、誰にでも起こりうることです。

睡眠深度が浅いからこそ、ちょっとしたことで目が覚めるのです。

では睡眠が深ければ、夜中に目が覚める頻度も減少するのではないでしょうか。

睡眠を深くする方法、それは睡眠ホルモンといわれるメラトニンを増やすことです。

メラトニンは脳内で分泌されるホルモンの一種で、睡眠とは切っても切り離せない存在です。

メラトニンが多いほど入眠障害や中途覚醒しにくいのは、多くの実験で明らかになっています。

このメラトニンは年齢を重ねるほどに減少していき、40代になると20代の頃の4分の1程度まで減るといわれています。

メラトニンの分泌量は10代の頃がもっとも多く、10代に比べると40代の分泌量は6分の1程度というから驚きです。

メラトニンを増やすにはまずセロトニンを増やさなければなりません。

快眠のためにセロトニンを増やす方法に詳しく書かれているので、詳しくはこちらをご覧ください。

お酒の飲みすぎに注意

なお寝る前はお酒を飲まずにはいられない、毎日晩酌を欠かせないという人もいるでしょう。

しかしもし夜中に目が覚めることにお悩みなら、お酒を控えた方が良いでしょう。

というのも、お酒に含まれるアルコールは体内でアセトアルデヒドという物質を発生させます。

お酒を飲むと寝付きが良くなりますが、時間差でアセトアルデヒドが発生することで交感神経を刺激し、中途覚醒を引き起こしやすくなります。

どうしても晩酌はやめられないのではあれば、就寝2,3時間前にはお酒を切り上げた方がベターでしょう。

このことはお酒だけでなく、食事に関しても同じことがいえます。

胃の中にご飯が残っていると、消化のために深いねむりに入るのを妨害してしまうからです。

食べ物の種類によりますが、食事から短いもので1時間、長いもので4時間程度消化に時間がかかります。

特に消化しにくいお肉や揚げ物などは消化に4時間程度かかりますから、注意が必要です。

また果物や野菜は比較的胃にとどまる時間が少なく、1時間から2時間程度で腸内に移動します。

なおご飯やパン、麺類などは2時間から3時間程度胃の中にとどまります。

こうしたことを鑑み、少なくとも食後2,3時間は空けてから睡眠をとるようにした方が良いでしょう。

身体の痛みは寝具で解決

では寝ている間に肩や腰、首などが痛くなって目が覚めるという場合はどうすればよいでしょうか。

その場合使っている敷き布団や枕、マットレスなどの寝具を見直してみると良いかもしれません。

考えてみれば睡眠時間は1日の3分の1というぐらい長時間に及びます。

この長い間寝返りを打つとしても、同じ姿勢でいるのは考えている以上に体に負担をかけます。

身体に合った敷き布団や枕を使うことで、少しでも体の痛みを軽減することは快眠のために大いに意味があることです。

敷き布団は柔らかすぎても硬すぎても良くありませんので、程よい硬さが必要になります。

柔らかすぎる場合は体が沈み込んで寝返りを打ちづらくなりますし、同じ姿勢でいることが多くなって、体の一部分に負荷がかかりやすくなります。

一方で硬すぎる場合は体にかかる圧力を分散させるため、不要な寝返りを増やし、夜中に目が覚めやすくなってしまいます。

大切なのは程よい硬さ、そして使い古した布団をずっと使っているとしたらこちらも問題です。

洋服や家電に寿命があるように、布団にも寿命があることを忘れてはなりません。

後回しになることが多いお布団ですが、買い替え時と感じたら迷わずに布団を買い替えてみるのも検討してください。

睡眠時無呼吸症候群ではありませんか

なお自分では気づきにくいことですが、もし睡眠時無呼吸症候群だとしたら大変です。

睡眠時無呼吸症候群とは寝ている間に呼吸がうまくできていない、あるいはまったくできていない一種の病気です。

大きないびきをかいたと思ったら急に静かになり、呼吸が止まる、その後激しいいびきが起きるといった症状が一般的です。

言わずもがな睡眠時無呼吸症候群は低酸素状態になり、深い眠りを妨げ、夜中に目が覚めることもあるでしょう。

このような症状を自分で自覚できなくても、目が覚めたときの症状で判断することもできます。

睡眠時無呼吸症候群だと起きたときに頭痛がする、疲れがとれない、のどが痛い、乾燥するといった症状があるようなので、気になったら病院にいってみてもらいましょう。

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