快眠できる音楽とは
音楽が睡眠に良い影響を与えると聞いたことがありませんか。
もちろんどんな音楽でも良いわけではありません。
ヘビメタやロックを聴いても良く眠れる気がしませんね。
ただ中には聞くことでα波が脳内で分泌され、快眠に導いてくれる音楽が存在します。
α波が出ると体はリラックス状態になり、精神を落ち着かせる作用があるようです。
その結果自然と眠れるようになるわけですが、川のせせらぎやモーツァルトの音楽を聴くと気分が落ち着きますね。
これは脳内でα波が出ているためで、睡眠に良い音楽といわれています。
音楽を聴くタイミングが大事
とはいえ、どんな状態でこれらの音楽を聴いても効果があるのかといえば、そういうわけでもありません。
基本的に音は眠りを妨げるものなので、寝ているときに聴いても熟睡できません。
これは音を聴くと神経や脳が反応し、脳が活動を始めてしまうためで、意識をしていないつもりでも脳は働いているのです。
眠ったあとも音楽が流れていると、深い眠りに入るのを妨げてしまいます。
ですから良い睡眠を得るために音楽を聴く場合であっても、必ず寝る前までにしておいた方が良いということです。
しかし寝付く前に音楽を消すのは難しいという方もいるでしょう。
その場合はタイマーを設定し、音楽が始まって30分から1時間後には消えるようにしておくと良いでしょう。
睡眠に効果的な音楽とは
快眠できる音楽は色々とありますが、どれも共通している基準というものが存在します。
基準を押さえておけばどんな音楽が睡眠に良い影響を与えるか、なんとなくわかってくるはずです。
まずスピード感があって速いビートの音楽よりも、ゆったりした音楽の方が良い睡眠が得られそうな気がしますね。
実際にその通りで、ゆったりしたビートの音楽は心拍数を下げて精神を安定させてくれます。
人間は起きているときよりも、寝ているときの方が心拍数が下がりますから、心拍数を下げることで寝付きが良くなるわけです。
なお曲調がコロコロ変わる音楽よりも単調な音楽の方がなお良いでしょう。
また、高い音よりも低い音の方がリラックスしやすいといわれています。
高い音は神経を緊張させるため、睡眠にとって良い影響を与えません。
そのためボーカル入りの音楽の場合、女性よりも男性がボーカルの方がリラックスしやすいようです。
ただ歌詞が入っている場合はどうしても意味を考えようとしてしまうため、できれば歌詞が入っていない方が脳を刺激せずに済みます。
このように眠りに良い影響を与える音楽と、聴くタイミングについて説明してきました。
あくまで音楽は眠る前に聴くことで、睡眠の準備状態を作り出すものと考えておいた方が良いでしょう。
音楽を聴くだけで不眠が治るとはいえませんが、質の高い睡眠を得る1つの方法ではあるでしょう。