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パジャマを着て寝る人は減っている
あなたは寝るときにパジャマを着ていますか。
まさかスーツや正装で寝るという人はいないと思いますが、わざわざパジャマを着ないという人も多いと思います。
実際に、ワコールが行ったあるアンケートではジャージやスウェットを着て寝ている人が全体の50%弱もおり、若い世代を中心にパジャマ離れが進んでいるようです。
おそらく寝巻に何を着ようが、睡眠に大した影響は与えないと考えているのかもしれません。
パジャマなんて買うお金が勿体ない、スウェットやジャージで十分と思われるのでしょう。
しかし寝巻を見直すだけで快適な睡眠が手に入れられるとしたら、試してみない手はありませんね。
パジャマを着ると睡眠効率が上がる
しかしこの寝巻き、実は睡眠にある程度影響を与えるとされ、パジャマを着て寝ることで睡眠効率が改善したという調査結果も出ています。
睡眠効率とは寝床に入っている時間のうち、実際に就寝している時間の割合のことで、この割合が高いほど睡眠効率が良いということになります。
つまり睡眠効率が高いと寝付きが早く、さらに夜中に目を覚ます回数も減り、朝もすっきり目覚められるということを意味しています。
一概には言えませんが、睡眠効率が高いほど快眠できていることを意味しますから、睡眠効率は上げた方が良いのです。
睡眠効率を上げる一番簡単な方法は眠くなったら布団に入ることですが、かといってそのために夜更かししても意味はありませんね。
また圧倒的に睡眠時間が足りないために朝の目覚めが悪くなってしまっては睡眠効率が上がったとはいえません。
パジャマの起源は浴衣
ちなみにパジャマが日本で一般的に着られるようになったのは20世紀半ば、1950年頃といわれています。
その頃に海外からパジャマが輸入されるようになり、男性はパジャマ、女性はネグリジェを着て寝るようになったそうです。
それ以前は日本人は何を着て寝ていたかというと、パジャマ代わりに浴衣を着て寝ていたようです。
浴衣はゆったりしていて寝返りがしやすく、着物に比べ吸水性があり、肌触りも良いので寝巻に向いていたのでしょう。
パジャマと部屋着の違い
そもそもパジャマの定義とは何でしょうか。
寝るときに体を締め付けず、衣類と肌の間にゆったりとした空間があるものが1つ目の条件だと思います。
そういった意味ではジャージやスウェットでもパジャマになりえそうですが、部屋着とパジャマの決定的な違いがあります。
それは生地の薄さです。
ジャージやスウェットはどうしても生地が厚いものが多いため、吸水性と撥水性に劣ります。
人間は寝ている間に大量の汗をかくのですが、吸い込んだ水分を効率よく発散させないと衣類が蒸れ、快眠を妨げることになってしまいます。
またTシャツやタンクトップ、短パン、ハーフパンツなど、肌の露出が多い衣類も寝具を汚す原因になってしまいますし、フードのついたスウェットやジャージでは頭や首の位置が正しい寝姿勢にならない可能性もあるでしょう。
パジャマに着替える動作が快眠に
部屋着でそのまま布団に入りよりも、寝る前にパジャマに着替えることが快眠にとって大事だったりします。
スリープセレモニーとも言いますが、寝る前の一つの儀式のような役割があるのです。
つまり寝る前にパジャマに着替えることは、歯磨きをしたり、トイレに行くのと同様、体や脳が睡眠に向かうための準備となるのです。
交感神経から副交感神経への自律神経の切り替えには少し時間がかかりますが、そのためにスリープセレモニーが必要なのです。
このようにパジャマに着替えることは、考えている以上に快眠にとって大事であることがわかります。
パジャマに最適な素材についてはシルク、綿など色々ありますが、やはり睡眠にとって優れている素材はシルクでしょう。
シルクのパジャマを着ると熟睡できますし、朝のお肌の調子も良くなるかもしれません。
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