タオルケットの毛が抜ける!毛抜けを防ぐお手入れ法

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タオルケットの毛が抜けるのはなぜ?

夏の寝具として定番のタオルケット、使い始めはふわふわでとても柔らかいです。

しかし気づくと繊維が抜け落ちて、布団やパジャマに付いたり、床に落ちているのが気になることはありませんか。

 

この毛抜けを放っておくと、タオルケットも柔らかさやボリュームを失っていき、硬くて薄くなってしまいます。

なんとか毛が抜けるのを防ぎ、新品の風合いを維持できるようにしたいものです。

特に新品のタオルケットは毛が抜けることが多いです。

おろしたてはふわふわで手触りもよいので、濡れた体をふいていても気持ちがいいです。

しかし気づくと体中に糸くずがいっぱいついていて気分が台無し、糸くずを取っている間に体も冷える、なんてこともあるでしょう。

 

タオルケットの毛が抜けることを毛羽落ちといいますが、なぜこのような細かい埃のような糸くずがたくさん出てくるのでしょうか。

タオルケットは細い繊維を束ねて撚って糸にし、それを織り上げることで作られています。

 

どうしても製造工程で発生した糸くずや埃、毛羽などがタオルケットに残ってしまい、完全に除去することができません。

このように製造時に発生した糸くずや、表面の糸や繊維は抜けやすいので、使用時や洗濯時の摩擦で抜けてしまいます。

 

特にドラム式洗濯機で洗濯する場合、少ない水でたたき洗いによって汚れを落としているため、繊維同士が擦れて摩擦が起こりやすくなっています。

使用や洗濯を2,3回繰り返すことで次第に毛抜けは落ち着いてきますが、新品のタオルケットは毛抜けが発生しやすいのはある程度仕方ないでしょう。

 

毛羽落ちを防ぐ洗濯法

新品のタオルケットの毛抜けを防ぐには、とにかくまずは洗濯することです。

しかしこのとき柔軟剤を使わない方が良いです。

 

というのも柔軟剤を使用することでタオルがふんわりする反面、繊維が滑りやすくなり、抜けやすくなるからです。

ふんわり感がなくなってきたらたまに柔軟剤を使用するのはよいですが、毎回柔軟剤を使用するのはおすすめできません。

 

また洗濯の際は水を多めに使用するとよいでしょう。

たっぷりの水で洗濯すれば繊維同士がこすれたり、絡みあうのを防ぎ、摩擦が発生しにくいので、毛羽落ちがしにくくなります。

 

毛羽抜けが起きやすい購入直後のタオルケットは特に、単独洗いすることをおすすめします。

新品のタオルケットは毛羽や糸くずがたくさんついていることが多いので、一緒に洗った洗濯ものに糸くずや埃が移ってしまうからです。

 

また店頭に並んでいるタオルケットは、柔軟加工することで風合いを増しており、そのまま使用しても吸水性があまりありません。

ご利用前に一度洗濯することで柔軟剤のコーティングを落とし、繊維を引き締めることで毛羽抜けを防ぐことができるでしょう。

 

どうしても柔軟剤を使って洗濯したいという人は、クエン酸を使用してみてもよいでしょう。

クエン酸は洗剤のアルカリ性を中和してくれるため、タオルケットの肌触りがパサパサになるのを防いでくれます。

 

クエン酸はすすぎ洗いのタイミングで、水10Lに対して1gの割合で投入します。

柔軟剤代わりに使えるだけでなく、雑菌の繁殖を抑え、臭いの発生も防げるのでおすすめです。

 

毛が抜けやすいタオルケットとは

タオルケットによっても毛抜けが起きやすいものとそうでないものがあります。

タオルケットの糸は繊維を束ねて撚ることで強度を増していますが、撚りをなくしたり甘くしているタオルケットがあるからです。

 

無撚糸ともいいますが、肌当たりが柔らかく、ふんわりしているため、一見上質なタオルケットであるかのように感じてしまいます。

しかし実際に使ってみたり、洗濯をしてみると、糸くずがたくさん抜けるということもあるでしょう。

 

無撚糸のように撚りを甘くしているもののほかに、シャーリングと呼ばれる、表面のパイルをカットしたものもあります。

パイルをカットしてしまっているため、繊維がほどけやすく、シャーリング加工したタオルケットも毛が抜けやすいといえます。

 

一般的には、手触りが硬めのタオルケットの方が毛羽が出にくいといわれています。

どうしても見分け方がわからないという場合は、ガーゼケットなど、硬めの質感のタオルケットであれば毛羽落ちに悩むことも少なくなるでしょう。

 

今治タオルケット

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まとめ

毛羽落ちは糸くずが洋服に付いたり、お部屋が汚れるだけでなく、放っておくと糸痩せして、タオルケットがぼそぼそになってしまいます。

なるだけ毛抜けを抑えるような工夫をすれば、タオルケットの見た目も風合いも長持ちしますのでお試しください。

 

また新品のころの風合いはそのままに、毛抜けも少なくてふんわり柔らかい、上質なタオルケットも存在します。

タオルケットはどれも同じと思わずに、お値段だけで決めないよう方が良いと思います。

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