睡眠をサポートするグリシン
おにぎりやお弁当など、食べ物にも含まれるグリシンという成分をご存じでしょうか。
食べ物のうまみを増し、食品を日持ちさせるなど、調味料や保存料としての役割を持っている、いわゆる添加物の一種です。
しかし、このグリシンという成分が、実は不眠気味の人の睡眠を改善する効果があるといわれています。
昨今寝付きが悪い、熟睡できないなど、睡眠に対して悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
是非一度、グリシンという成分を試してみてはいかがでしょうか。
グリシンが不足する原因
そもそもグリシンとは、どんな成分なのでしょう。
グリシンはアミノ酸の一種なのですが、食べ物で摂取したり、体内で合成することも可能な非必須アミノ酸です。
体内で合成できるなら、不足する心配はないのでは?と思われるかもしれません。
しかし通常不足することのないグリシンも、ストレスや偏食、加齢によって合成量が減ることがあります。
そのためグリシンが不足して、寝付きが悪くなったり、熟睡できなくなるのです。
グリシンで熟睡できる理由
ではなぜグリシンが睡眠をサポートする効果があるのでしょうか。
それは、グリシンに体温調節を助ける作用があるためといわれています。
人は深部体温を下げることでスムーズに眠りにつき、深い眠りに入ることができます。
グリシンには血管を拡張させる作用があるため、血液の流れが良くなります。
血液の流れが良くなると、体の表面温度が上がり、体の熱を放出させて、深部体温を下げることができるのです。
それだけではなく、グリシンには神経の興奮を抑える、神経伝達物質の分泌を促進する効果があります。
そのため、グリシンの働きで深部体温が下がり、神経が落ち着いて寝付きが良くなり、熟睡できるというわけです。
グリシンを摂取するには
グリシンが足りていると、寝付きが良くなるだけでなく、深い眠りにつくことができるため、熟睡感がアップします。
同じ睡眠時間をとっているつもりでも、起床時の熟睡感や爽快感に違いが出て、疲れもとれるというわけです。
グリシンを多く含む食べ物はエビやカビなどの甲殻類、豚足や牛すじ、軟骨などに多く含まれています。
ですからこれらの食材を摂取するようにすれば、グリシンが不足しにくくなります。
ただ食事でグリシンを摂取するより、簡単で効果的なのがサプリメントで摂取することです。
グリシンはなるべく寝る前に摂取した方が良いのですが、寝る前に食事をすることに問題があります。
寝る前に食事をすると消化機能が働きだし、体温が上昇して、深い眠りにつきにくくなってしまうのです。
ですから寝る前のグリシン摂取は食事ではなく、サプリメントで摂取した方が良いというわけです。
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毎日の睡眠に満足できていない人は意外と多いもの、かといって睡眠薬を摂取するのには抵抗があるでしょう。
サプリメントは健康補助食品ですから、基本的に副作用がありませんし、試しやすいのではないでしょうか。