湿度が高いと寝苦しい
早めに布団に入ったのに、寝付けなくて気づけば深夜、そんな経験はありませんか。
ずっと眠れないまま布団にいるのも、結構苦痛です。
そんな寝苦しいと感じる原因は、実は湿度にあるのをご存じでしょうか。
そもそも気持ち良いはずのお布団なのに、湿度が高いと寝苦しくてたまりません。
逆に快適な湿度であれば、たとえ眠くなくても布団の中にいるのも苦ではありません。
気持ち良くて、ただ横になっているだけで、気づけば眠りの中ということにもなるでしょう。
ぐっすり眠るためにも、湿度をコントロールしてみましょう。
汗が乾かないと体温が下がらない
そもそも、どうして湿度が高いと寝苦しいと感じるのでしょうか。
これは寝ている間に汗をかいても、蒸発してくれないので、体温が下がらないからです。
気化熱といいますが、人間は熱を発散させるために、汗をかく生き物です。
しかし汗が蒸発しないで皮膚に残っていると、熱発散がうまく働きません。
熱発散できないと、体を循環する血液も温かいままで、深部体温が下がらないということになります。
その結果、いつまでも寝苦しいと感じてしまうわけです。
湿気が多いと洗濯ものを干しても、全然乾いてくれませんね。
同じように高い湿度環境では、かいた汗が蒸発してくれないのです。
除湿器で湿度を下げる
湿度を下げるにはどうすればよいかというと、やはり除湿すればよいわけです。
エアコンにも除湿機能が付いていますが、エアコンの除湿はとにかく寒いです。
湿度だけでなく、温度も下げてしまうため、そもそも汗もかけません。
ですから湿度を下げるには、除湿器を使うのをおすすめします。
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デシカント式ですから、気温に左右されず一年中使えますし、静音で眠りを妨げません。
衣類乾燥にも使え、カビや結露対策にも使えます。
熱を逃がす寝具を使う
それから、寝具も汗を吸わないものより、ちゃんと吸ってくれるものを使った方が良いです。
寝具が汗を吸ってくれれば、気化熱が働き、熱を逃がして体温を下げるのに役立つからです。
特に夏は冷感寝具を使う人が多いですが、冷感寝具のほとんどは汗を吸わないものが多いです。
汗を吸う寝具の生地といえば、やはり綿(コットン)や羊毛(ウール)といった天然繊維でしょう。
中には汗取りパッドなる商品がありますが、中綿がポリエステル100%だったりして、全く汗を吸わないものもあります。
吸汗性が高いのはパシーマなど、脱脂綿を使った敷きパッドやケットではないでしょうか。
夏の快眠にはひんやり感よりさらさら感にも、脱脂綿を使った、汗を良く吸う寝具が紹介されていますので、ご覧ください。