電気毛布と羽毛布団は併用できる?
寒がりさんに人気の電気毛布、どんな薄っぺらい布団を使っていても、電気毛布さえ使えば布団の中も暖かくなります。
電気毛布さえあれば羽毛布団はいらないというぐらい暖かいです。
もちろん電気毛布は羽毛布団と一緒に使っても大丈夫ですが、人によっては暑すぎるかもしれません。
併用する場合は、寝る前にスイッチを入れて布団の中を温めておけば、羽毛がしっかり熱を蓄えておいてくれるので十分暖かいです。
掛ける順番
電気毛布には敷毛布と掛け毛布がありますが、どちらも羽毛布団と併用できます。
ただ掛け毛布を使う場合は毛布の上に羽毛布団をかけるようにしてください。
電気毛布の重みで羽毛布団がつぶれてしまいますし、羽毛が熱をシャットダウンして暖かさが半減してしまうからです。
一日中付けておいてもよいですが、汗をかくぐらい暖かくなる可能性もあります。
その場合は寝る30分前くらいに電気毛布の電源を入れて温度を高めに設定し、しっかり温まった状態で布団に入って今度は温度を低めに設定します。
そして寝る前にスイッチを切れば、寝ているときに暑すぎて目が覚めるということもなくなると思います。
羽毛布団との相性
羽毛布団は自身が熱を放出しているわけではなく、体温によって温まった寝床内の熱を逃がさない機能に優れています。
しかもただ暖かいだけでなく、温度を調整する機能も持っています。
温度が上がりすぎた場合は放熱し、下がりすぎないよう保温できるからこそ、冬だけでなく秋や春先まで対応することができるのです。
この保温性と温度調整機能があるからこそ、電気毛布と併用することができるわけです。
ポリエステルなどの化学繊維の掛け布団を使用するよりは相性が良いといえそうです。
春先の使用はおすすめできない
いくら温度調節に優れているとはいえ、春先まで電気毛布と羽毛布団を併用することはおすすめできません。
というのも羽毛布団が放熱するため、電気毛布に触れている部分は暖かくても、触れていない部分との温度差が生じ、逆に寒く感じることがあります。
まるで寿命の訪れた羽毛布団のように暖かくないと感じてしまうかもしれません。
もちろん逆に羽毛布団の温度調節機能が限界を越え、放熱できずに温度が上がりすぎて汗をかき、体を冷やしてしまうため、寒く感じるということもあります。
春先であれば、ある程度保温力のある敷布団と羽毛布団であれば、適度な温度を保つことができると思います。
あるいはウールやシルクなど、温度調節機能に優れた天然繊維の敷きパッドを使用してもよいでしょう。