理想的な寝姿勢とは
朝起きたとき、首や肩、腰が痛いというあなた、もしかしたら寝ているときの寝姿勢が悪いのかもしれません。
正しい寝姿勢など習った記憶はありませんが、正しい寝具を使い、理想の寝姿勢で寝るだけで首や肩、腰といった体の痛みとおさらばできる可能性が高くなります。
子供の頃は大して気にならなかったことも、大人になれば寝姿勢が悪いだけで色んな障害が出てきます。
たかが寝姿勢と思わず、正しい寝姿勢を身につけてすっきり快眠しましょう。
そもそも理想的な寝姿勢とはどんな体勢で寝れば良いのでしょうか。
仰向け寝でしょうか、それとも横向き寝、うつ伏せ寝でしょうか。
結論から申し上げると、うつ伏せ寝を除き、仰向け寝も横向寝も正しいといえます。
なぜなら人間は寝ている間に寝返りを打つからです。
仰向け寝で寝ても、寝ている間に寝返りを打ち、横を向いて寝ることもあるでしょう。
ただ仰向け寝、横向き寝それぞれに理想の寝姿勢というのは存在します。
仰向け寝の正しい寝方
まず仰向け寝ですが、仰向けで寝ているときに理想の寝姿勢は立ち姿勢のまま、仰向けに寝転んだ状態です。
立っているときの体のラインのまま仰向けに寝ることで体の各部位にかかる負担が和らぐというわけです。
参考サイト:睡眠ハウスたかはら
みんなこのように寝ているでしょうと思われるかもしれませんが、実はそうでもありません。
腰が沈みすぎていたり、頭が前方に傾いて首がまっすぐになっていることがあるからです。
どうすればこのような寝姿勢で寝ることができるかといえば、やはり自分の体に合った正しい寝具を使うことがポイントです。
なお先程も書いたとおり、人間は寝ている間に何度も寝返りを打ちます。
仰向けで寝たかと思えば今度は横向きで寝ることもあるのです。
ですから仰向けで寝たときにこのような寝姿勢で寝られるだけでなく、横向きで寝たときも理想の寝姿勢になるような寝具を使わなくてはなりません。
しかし仰向けで寝ても横向きで寝ても理想の寝姿勢を保てる寝具など存在するのでしょうか。
完璧な寝姿勢を維持することは難しいかもしれませんが、自分に合ったマットレス(敷布団)や枕を使えば、ある程度理想の寝姿勢に近い状態を保てるでしょう。
ただ一般的な枕はどうしても横向きで寝た時に高さがないため、首や背骨が曲がってしまいます。
仰向けでも横向きでも正しい寝姿勢を保てる枕を使うことは必須だと思います。
横向き寝の正しい寝方
では横向きで寝たときの正しい寝方はどんな寝姿勢をいうのでしょう。
ここでは横向き寝で正しく寝る方法をご紹介したいと思います。
まず布団に横になり、後ろから家族や知人からチェックしてもらいます。
このとき頸椎や背骨が床と平行にまっすぐ伸びていることがポイントです。
頸椎が真っ直ぐになれば頭が適切な高さで支えられており、首や肩にかかる負担が減ります。
このとき枕が高すぎたり低すぎると、頸椎がまっすぐにならず首こりや肩こりの原因になるので要注意です。
横向きで寝ると足や腰の位置を変えることで、背骨がまっすぐになり、安定した寝姿勢を作り出すことができます。
よほど自分の体型に合っていないマットレスや敷き布団を使っていない限り、背骨はまっすぐになるでしょう。
ただ畳の上で横向きで寝るとよくわかりますが、肩や腰が痛くなったり、痺れるといった感覚を覚えることがあります。
柔らかすぎるマットレスや敷き布団も肩や腰が沈みすぎてよくありませんが、硬すぎても畳で寝たときのように肩や腰に負担がかかりすぎます。
適度な硬さ、柔らかさで、体圧分散性に優れたマットレスや敷き布団だと寝心地も良く、肩や腰にかかる負担も少なくなります。
また寝返りを妨げないように、反発力もあるとなお良いです。
そして横向きで寝るときは枕が何よりも重要、頸椎がまっすぐになるような枕を使って横向き寝の姿勢を安定させましょう。
硬さには個人の好みがあると思いますが、寝返りを考慮して、仰向け寝にも対応した枕を使うことをおすすめします。
なお右を下にした方が良いのか、それとも左を下にした方が良いのか、疑問を持たれる方もいるでしょう。
右を下にした方が心臓や胃腸に負担がかかりにくいといわれますが、こちらも睡眠時寝返りを打つため、あまりこだわる必要はないと思います。
一晩中右が下、あるいは左が下で寝ることはまずないからです。
右向きが楽か、左向きが楽か、個人の感覚で決めて良いと思います。