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食事を見直すと快眠できる
質の高い睡眠をとるために、食事内容が重要な要素になることをご存じでしょうか。
一見関係がなさそうに見えますが、食事内容を見直してみると、睡眠の質が変わってくる可能性はあります。
最近寝付きが悪い、眠りが浅いと感じているのなら、ご自身の食事内容を振り返ってみてください。
快眠に導いてくれる食べ物をいくつかご紹介しますので、是非参考にしてください。
睡眠の質を上げる食べ物はお米
快眠に効果的な影響を与える食べ物はいくつかありますが、その一つがお米です。
お米は日本人の主食ですが、最近はおかずだけで済ます人が増え、若者を中心にお米離れが進んでいます。
しかしお米には質の高い睡眠をとるのに必要な栄養素である、トリプトファンが含まれています。
ですから不眠気味という人はお米を食べた方が良いのです。
ちなみにトリプトファンと快眠の関係はこちらに詳しく書かれているので、ご覧ください。
トリプトファンの吸収率を上げる炭水化物
ではトリプトファンはお米以外には含まれていないのかといえば、そういうわけでもありません。
蛋白質の豊富なお肉類や魚介類、卵類にはトリプトファンが豊富に含まれています。
ではこれらの食材を食べていれば、お米を食べなくても問題ないのではと思われるかもしれません。
トリプトファンは単体で摂取しても脳内に運ばれることはなく、結果セロトニンの生成につながらないのです。
そこでトリプトファンを効率よく脳内に運搬するために炭水化物が必要なのです。
お米はトリプトファンを含む上、炭水化物であるためセロトニンの生成につながりやすい食べ物といえます。
ですからご飯を食べるときは、おかずと一緒にお米を食べた方が良いということになります。
セロトニンの生成にはビタミンB6と鉄分も必要
なおセロトニンの材料になるのはトリプトファンだけでは足りず、ビタミンB6の摂取も必要になります。
ビタミンB6といえば、お肉や豆類、果物、赤身の魚などに含まれる栄養素です。
ビタミンB6なんて聞いたことないよと思われるかもしれませんが、意外といろんな食材に含まれています。
また体内でも生成可能なため、どちらかといえばビタミンB6は不足しにくい栄養素といえます。
しかし鉄分はレバーに豊富な栄養素ではありますが、実は意識して摂取しないと不足しやすい栄養素です。
さらに女性の場合は生理によって出血してしまいますし、ダイエットをしていたり、たばこを吸っているとなおさら減少していきます。
実はこの鉄分が不足しているために快眠が得られていないという人も多いのです。
意外な快眠食材はレバー
鉄分が不足している、血が足りないと感じたらレバーを食べるよう勧められることが多いですね。
レバーは確かに鉄分が豊富ですが、それだけでなくトリプトファンやビタミンB6も含んだ快眠食材です。
さらにいえばレバーは葉酸と協力して、赤血球を作り出すビタミンB12も豊富に含んでいます。
ビタミンB12は神経機能を正常に保つ作用があり、体内時計のリズムを治します。
またセロトニンの分泌を活発にして、睡眠に良い影響を与えます。
つまりレバーは快眠栄養素であるトリプトファン、鉄分、ビタミンB6、B12を全て含むパーフェクト食材というわけです。
このように睡眠の質は毎日の食事とも密接な関係があることがわかりました。
玉ねぎも不眠に効くそうですから、お試しください。
毎日の食事を見直して、睡眠の質を高め、すっきり快眠を手に入れましょう。