夏に掛け布団はいらない?おすすめ掛け寝具とは

6重ガーゼケット
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夏も熟睡するには掛け布団が必要

あなたは夏にどんな掛け布団を使っていますか。

掛け布団は使っていない、タオルケットを使っている、あるいはそもそも夏に掛け布団はいらないという人もいると思います。

 

もちろん何も掛けなくても熟睡できる、冷えてお腹を壊したり、風邪を引いたりする心配がなければ必要ないかもしれません。

しかし寝具メーカーの人間としては、より質の高い睡眠をとっていただくために、夏用の肌掛けやケットを使うことをおすすめします。

夏に掛け寝具を使う理由

夏は掛け布団はいらないというあなた、何も体に掛けずに寝るのは正直おすすめしません。

なぜなら体温調節がうまくいかず、睡眠の質が低下したり、身体の不調につながる恐れがあるからです。

掛け寝具を掛けることで以下のようなメリットを享受できます。

 

  • 就寝時、徐々に深部体温を下げ、深い眠りに入る
  • 起床時に深部体温を上げることで、目覚めがすっきりする
  • 夜中から早朝にかけて、室内が冷え込んでも体を冷やさずに済む

 

ではどんな掛け寝具を選べばよいか、あなたの睡眠の質を高めるために、ぜひ抑えておきたいポイントがあります。

夏に使う掛け寝具としては、肌掛け布団やケット類があります。

 

肌掛け布団の種類とメリット

肌掛け布団は中綿量の少ない掛け布団のことをいいます。

冬に使うような掛け布団は中綿量が1kg以上ありますが、肌掛け布団だと0.3kg程度しかありません。

 

肌掛け布団の方が綿が入っている分やや保温力が高く、寒い地域に住んでいる人、エアコンを付けて寝る人や、寒がりな人におすすめできます。

肌掛け布団に使われる中綿には、羽毛や羊毛、化学繊維などがあります。

 

羽毛を詰めた肌掛け布団をダウンケットといい、ふわっとして軽く、吸湿性や通気性に優れ、汗をかいても快適な寝心地です。

ダウンケットを選ぶときはダウン率が高いほどがより上質と考えられます。

 

ダウン率が高いほど軽くて柔らかく快適ですが、フェザーが多いとやや硬かったり重いと感じられるようになります。

一方羊毛はダウンケットよりは若干重いですが、吸放湿性に優れ、蒸れ感が少なく、身体にすいつくような柔らかさが特徴的です。

 

ポリエステルなどの化学繊維を中綿に使用した肌掛け布団は、羽毛や羊毛ほどの快適さはありません。

羽毛よりも重いですが、羊毛より軽く、価格が安くてお手入れしやすいというメリットもあります。

 

洗濯機で洗えるという点は汗をかきやすい夏用寝具には向いているといえるでしょう。

ガンガン洗えますが、何度も洗えば綿が固まってダマになることもありますが、値段を考えれば買い換えも可能な範囲です。

 

また肌掛け布団を選ぶ際は側生地にも注目したいものです。

側生地がポリエステルでできていると、価格は安いですが汗の吸い取りが弱く、蒸れ感を感じやすくなります。

 

一方で綿やレーヨンを使用していると吸湿性が上がり、蒸れにくくなると考えられるでしょう。

おすすめの肌掛け布団はこちらでも紹介していますので、よろしければご覧ください。

 

ケット類の種類とメリット

一方ケット類は汗をよくかく人や暑がりな人、エアコンを付けない人や、扇風機をつけて寝るという人に良いでしょう。

ケット類にはタオルケットやガーゼケットなどがあります。

 

ケット類は肌掛けふとんほどの保温力はありませんが、適度に暖かく、通気性や吸汗性に優れ、お手入れがしやすいというメリットがあります。

タオルケットはふわふわのタオル生地で、ガーゼケットは柔らかいガーゼ生地でできています。

 

どちらも軽く、タオルケットはふわふわで、ガーゼケットはさらさらとした質感で、どちらも汗の吸い取りが良いです。

肌掛け布団だと暑いと感じる人は、ケット類を使うことをおすすめします。

 

安いタオルケットだと毛羽落ちや糸ぼこりが出ることがありますが、超長綿など高級綿を使用したものや、今治マークのついたものだと埃も立ちにくいです。

また吸水性の良いものもあれば全然吸わないものもあり、肌当たりが柔らかいものもあれば硬いものもあるなど、タオルケットの中でも品質はピンからキリまであります。

 

一方ガーゼケットは目が粗い生地を何枚か重ねて作ったもので、2重、3重と重ねる生地が増えるほど保温力も上がります。

基本的に生地の目が粗いため、通気性が非常に良く、さらさらしていて肌当たりも柔らかいです。

 

タオルケットやガーゼケットの素材としては綿を使ったものが多く、中にはリネンなどの麻を使ったものもあります。

タオルケットとガーゼケットどちらがおすすめかは肌当たりや保温力など個人の好みによりますので、実際に店舗に行って触ってみると良いでしょう。

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