本を読むと眠くなるのはなぜ?
昔から本は読んだ方がよいといわれます。
ある人は知識をつけるため、あるいは自己啓発のため、または単純に本が好きで本を読んでいる人もいるでしょう。
楽しんで読書できているならまだしも、本を読むことが苦痛であっては長続きしません。
また難しい本を読んでいると決まって眠くなるという人もいるのではないでしょうか。
読書をすると眠くなるからページが進まず、結局中身が頭に入ってこない、その結果本を読むことをやめてしまってはいませんか。
そもそも本を読むとなぜ眠くなってしまうのでしょうか。
難しい本ほど眠くなる
漫画を読んでいても全く眠くならないのに、活字がずらずら並んだ本を読むと眠くなることはありませんか。
同じ本なのにこのような違いが生じるのは、本が難しすぎて内容が理解できないからかもしれません。
漫画は絵で内容をイメージすることができるので、内容の理解が容易です。
一方で漢字の読み方がわからない、一般常識がない、予備知識がないと読み進めない本はたくさんあります。
勉強のために難しそうな本を選んで読もうと思っても、全く身にならずにただ苦痛なだけです。
これでは本を読んでても面白くありませんし、眠くなるのは当たり前です。
ですからこれからたくさん本を読みたいと考えている人は、簡単そうな本から始めてみると良いかもしれません。
読書をするときの姿勢も大事
あなたは本を読むとき、どんな姿勢で本を読んでいるでしょうか。
ソファに深く座ったり、ベッドで横になったり、あるいは机に頬杖をついてもたれかかるように座って本を読んでいませんか。
これでは体の筋肉が弛緩してリラックスモードになってしまうため、つい眠気が襲ってきてしまいます。
特にベッドやソファは元々リラックスするための場所ですので、眠くなるなという方が無理があります。
本を読むという行為そのものは単純作業の繰り返しです。
そもそも単調な作業を繰り返していると人間は眠くなる生き物ですから、退屈な本だったりするとなおさら眠くなります。
ですから本を読むときに眠たくなりたくないなら、背筋をぴんと伸ばして椅子に座って読むことです。
あるいは立って読んだり、天気の良い日は外に出て読書をしても良いですね。
不眠対策に本を読む
もしあなたが不眠で悩んでいるなら、読書をすることで眠くなる人間の生理現象を利用しない手はありません。
読書というのは単純作業ですし、難しい本や退屈な本であればすぐに眠気を催します。
子供の頃、寝る前に絵本を読んでもらった記憶があると思いますが、本を読むことが一種の睡眠儀式になっているのかもしれません。
読書には睡眠薬のような副作用の心配もありませんし、お金もかかりません。
何より読書は知識になりますし、ためになる情報がたくさん書かれているものです。
本を読むだけで眠くなるのであればこんなに良いことはありませんね。