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寝る前にチョコレートを食べない方が良い?
寝る前にチョコレートを食べると安眠できる、そんな話を聞いたことがありませんか。
しかしチョコレートにも色んな種類がありますし、どんなチョコレートでも良いわけではなさそうです。
中には寝る前にチョコレートを食べない方が良いという意見もあります。
寝る前はどんなチョコレートを食べればよいのか、それとも食べない方が良いのでしょうか。
チョコレートが睡眠に与える効果について考えてみたいと思います。
チョコレートを食べるとリラックスできる
チョコレートが睡眠に良い影響を与えるのは、チョコレートを食べることでリラックス効果が見込めるからだといわれています。
確かにチョコレートを食べると、ほっと気持ちが落ち着くような気分になりますね。
これはチョコレートに含まれる成分が交感神経の働きを鎮め、副交感神経を優位な状態にするからだといわれています。
その結果心身の緊張がほぐれ、リラックスできるというわけです。
良い睡眠を得るためにリラックスすることが大切ですから、チョコレートを食べることでリラックスモードになると、安眠できるということなのでしょう。
確かに仕事中などにチョコレートを食べると、気持ちをリフレッシュできますし、イライラした気持ちも収まりやすくなります。
その結果、仕事の効率が上がったり、良いアイデアが出る、生産性が上がるなど、仕事に良い影響を与えることは考えられます。
カフェインが睡眠を阻害する!?
しかしながら、寝る前にチョコレートを食べるとリラックスできるから、単純に熟睡できるようになるとはいえないようです。
というのも、チョコレートには睡眠を阻害するカフェインが多分に含まれているからです。
カフェインの量はチョコレートによっても異なりますが、中でも濃厚なカカオがたっぷり入ったチョコレートにはカフェインがたくさん入っています。
コーヒーの2倍もカフェインが入っているチョコレートもあるようです。
そのため寝る前にチョコレートを食べるとかえって神経が興奮し、脳が活性化され、眠れなくなってしまうことは往々にして考えられるのです。
もちろんカフェインの少ないチョコレートであれば、多少寝る前に食べても問題ないかもしれません。
しかしその場合でも、寝る前にチョコレートを食べるなら、せいぜいひとかけら程度にしておきましょう。
食べるならGABA(ギャバ)のチョコレート
最近、「ストレス社会で戦うあなたに」というキャッチフレーズで、GABA(ギャバ)チョコなるチョコレートが販売されています。
どうせ睡眠の質を上げるためにチョコレートを食べるなら、GABA(ギャバ)のチョコレートを食べることをおすすめします。
GABA(ギャバ)はアミノ酸の一種で、睡眠サプリにも含まれている成分ですが、チョコレート同様、リラックス効果や安眠効果があることで知られています。
GABA(ギャバ)は、神経を高ぶらせるグルタミン酸の働きを抑える作用があり、不足すると神経の興奮が抑えられなくなり、眠れなくなるのです。
通常は体内で生成されるアミノ酸ですが、なんらかの原因でうまく生成されなくなることがあります。
GABA(ギャバ)は睡眠中の、しかも深い眠りのときに生成されるため、睡眠時間が足りていなかったり、眠りが浅いと、当然生成量が制限されてしまいます。
その結果GABA(ギャバ)が不足して不眠など、なんらかの睡眠障害になってしまうのです。
実は睡眠障害で悩んでいる人は、このGABA(ギャバ)が普通の人よりも30%程度、足りていないことが分かっています。
眠りが浅い、睡眠時間が足りていないことで、GABA(ギャバ)が不足し、さらに眠れなくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
この悪循環を断ちきるためには、外部からGABA(ギャバ)を補給するのが効果的です。
ですから、GABA(ギャバ)入りのチョコレートを食べることをおすすめするわけです。
なお、GABA(ギャバ)は、チョコレート以外からも、サプリからも摂取することが可能です。
できればカフェインの入っているチョコレートで摂取するより、サプリで摂取した方が良いでしょう。