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そもそもマイクロファイバーとは
最近人気のマイクロファイバー、吸水性、速乾性があり、肌触りが良いことから、寝具、衣料品、掃除用品などいろんな製品に使われています。
そもそもマイクロファイバーとは何かご存じでしょうか。
マイクロファイバーとはポリエステルやナイロンといった合成繊維の一種で、繊維が非常に細いという特徴を持っています。
その直径はわずか8マイクロメートルといわれ、その単位をとってマイクロファイバーという名称がつけられています。
繊維が細いということは肌触りが柔らかく、なめらかであるということを意味します。
シルクが肌触りが良くてなめらかなのも繊維が極細であるためです。
人間の触覚は就寝時最後にスイッチがオフになりますから、快眠のために肌触りの良さは大切な要素です。
吸水性、速乾性、通気性に優れている
繊維が極細で、断面がギザギザの形状をしているため、水分をよく吸い、塵や埃をよく取ることができます。
マイクロファイバーの吸水性は木綿の数倍もあるといわれ、タオルや寝具に使われるのもこのためです。
また繊維と繊維の間に隙間ができ、通気性が良いことから、水分を吸ってもすぐに乾くという速乾性も持っています。
寝汗や湿気もよく吸って、すぐに乾くことから寝具としても優れた性能を持っているといえます。
速乾性に関しても木綿の数倍はありますから、寝具に使うと蒸れずに快適に眠ることができます。
肌に少し刺激が強いかも
なお、マイクロファイバーは掃除用品にもよく用いられます。
これは吸水性、速乾性だけでなく、表面のギザギザが汚れを絡み取り、洗剤をつかわなくても汚れが落とすことができるという研磨力があるからです。
こうした機能を活かし、マイクロファイバーを雑巾に使ったり、メガネ拭きにも使われます。
一方で繊維が細すぎて、表面がギザギザしているため、肌触りがチクチクしたり、タオルとして使うと肌を傷つけてしまうこともあります。
マイクロファイバーのタオルで体を拭くときは、体をゴシゴシ拭かないで、当てるように拭くと良いでしょう。
掛け布団の中綿に使うのがおすすめ
またマイクロファイバーの寝具を使うと、チクチクとして気になるという人も中にはいます。
肌触りが気になる場合は、毛布や敷きパッドなど肌に直接触れる寝具ではなく、掛け布団の中綿などに使われているものを選ぶのがおすすめです。
繊維が細いが故に耐久性が劣るというのもデメリットではありますが、使っていてそれほど気になることはないでしょう。
マイクロファイバーは軽くて暖かい
またマイクロファイバーは保温性にも優れていることから、寝具にもってこいの繊維といえます。
最近よく売れている着る毛布の素材もマイクロファイバーであることが多いです。
他の繊維を使用した毛布よりも軽いという特徴があるため、重くて寝苦しく感じることも少ないです。
一時期流行したフリースを思い浮かべてみるとわかりやすいかもしれません。
フリースを使った衣類は軽いのに暖かいですよね。
合成繊維であるために、価格もそれほど高くないため、お求めやすいのもメリットでしょう。
洗ってもすぐに乾く
マイクロファイバーのメリットはもう一つ、速乾性が高いために洗濯してもすぐに乾くという点です。
寝具はどうしても寝汗を吸ったり、汚れが付着しますので、そのままにしておくと不衛生です。
ですが、マイクロファイバーを使った寝具は合成繊維なので基本的に洗濯できますし、洗ってもすぐに乾きます。
一方でデメリットを上げるとすれば、繊維が細いために耐久性に劣るという点です。
ですから何度も洗濯していると、繊維がダメになってしまう可能性はあります。
洗濯するときはネットに入れて弱水流で洗ったり、やさしく揉むように手洗いすることをおすすめします。
また熱に弱いために乾燥機にかけると繊維が傷んでしまいますから、自然乾燥させるようにしましょう。
マイクロファイバーを使った寝具は毛布や掛け布団、敷きパッドなど色々ありますが、値段も手ごろですし、コスパは良好です。
大事に扱ってあげれば長持ちしますし、寿命が来たら買い換えるのも良いでしょう。
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