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人工羽毛とは
近年ダウン素材として人工羽毛が注目を集めているのをご存じでしょうか。
人工羽毛とはその名の通り、ダックやグースといった天然素材ではなく、人工的に作られた合成繊維の羽毛です。
以前は人工的に作られた布団は蒸れやすく、重いという欠点がありましたが、近年では劇的に性能が改善されてきています。
特に米国アルバニー社の開発したプリマロフトは天然羽毛と変わらないダウンパワーを誇り、保温力、軽さ、柔らかさも引けを取りません。
アレルギーの心配が少ない
近年は子供も大人もアレルギーに悩む人が増えてきていますが、人工羽毛はアレルギーを起こしにくいといわれています。
元々人工羽毛は動物の毛ではないため、動物に対してアレルギーを持っている人も安心して使うことができますし、動物特有の臭いもありません。
また天然羽毛の場合はタンパク質でできているため、どうしてもダニが繁殖しやすいというデメリットがあります。
それに比べて特殊なポリエステルでできているプリマロフトはダニも発生しにくく、水洗いや天日干しもできるため、いつまでも清潔な状態に保つことができます。
ダニに対してアレルギーを持っている人は少なくありませんので、布団をいつでも清潔にしておける点は有難いものです。
水洗いしても性能が落ちない
天然羽毛の場合は油分が含まれているため、撥水性に優れていますが、そのままで中綿として使用することはできません。
そのため天然羽毛を中綿として使用する場合、徹底的な洗浄作業をしなければならず、手間もコストもかかり、どうしても価格が高くなりがちです。
また洗浄作業を繰り返し行うことで油分も取り除かれた繊維は水を吸うと、元の状態まで復元しにくいというのが一般的です。
その結果、かさ高も落ち、保温力、軽さ、柔らかさも失われてしまうのが欠点とも言われてきました。
こうした天然羽毛の欠点を解消したのがプリマロフトで、合成繊維でできた人工羽毛は耐久性もあり、水濡れにも強いという利点があります。
プリマロフトは水に濡れても復元する力が高く、何度洗っても保温力や軽さ、柔らかさが低下しにくいため、メンテナンスが容易です。
天然羽毛に比べて安い
羽毛布団は高いというイメージがあると思いますが、高い羽毛布団になると数十万から百万円もするものもあります。
天然羽毛の場合は、ダックやグースといった水鳥の種類だけでなく、飼育方法や飼育期間によってランクもピンからキリまであります。
また高い羽毛布団は側生地の素材やフィット性、キルティングにもこだわったものがあり、素材は製造工程によっても値段はかなり変わってきます。
高い羽毛布団には中々手が出ませんが、とはいえ安い羽毛布団に安易に手を出してしまうと思わぬ失敗をしてしまうことがあります。
人工羽毛は中綿が合成繊維であり、素材自体が安く、天然羽毛のような徹底的な洗浄が必要ないため、価格も抑えられています。
プリマロフトは品質も高い
とはいえどんな人工羽毛も一緒というわけではありません。
プリマロフトは元々米国の陸海軍の寒冷地用防寒着として開発され、その保温性もさることながら、軽量であり、撥水性、柔軟性、通気性にも優れています。
寝具だけでなく、ダウンジャケットなど衣類にも使用されており、その高い品質から多くのアパレルブランドやスポーツブランドにも採用されています。
太さの異なるポリエステル繊維を中綿として使用しており、羽毛とよく似た繊維構造をしているのが特徴的です。
さらに超微細なマイクロファイバー繊維が空気層を作り、羽毛並みの保温力を実現しています。
プリマロフトは羽毛布団がほしいけど、高くて手が届かないという人や、天然繊維に抵抗があるという人にはおすすめです。
メンテナンスもしやすいので長く愛用できる羽毛布団だと思います。
プリマロフト使用掛け布団ラインナップ
プリマロフト使用 DUO(デュオ)
肌掛けと合掛け布団の2枚合わせで1年中使える掛け布団です。
シーンに合わせて使えて収納に困らない万能タイプです。
プリマロフト 使用 ゴールド・ザ・プレミアム
中綿量が多く、保温効率の高い新2層式キルトデザインで羽毛並みの暖かさの掛け布団です。
側生地がサテン織りで肌触りもなめらかなG.Dパーフェクトシャイン50を採用しています。
プリマロフト使用 BREEZE(ブリーズ)
冬場を除く3シーズンで使える、プリマロフトを使用した肌掛け布団です。
羽毛の肌掛け布団であるダウンケットは、夏も快適な掛け心地ですが、やはり水に弱いというデメリットを持っています。
その点プリマロフトは撥水性があって、水に強く、耐久性も高いので丸洗いできる点はダウンケットより優れているといえます。
羽毛のように柔らかく、軽くて、通気性も良く、ダウンケットのような掛け心地です。
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