たわし枕はチクチクして痛い!?それとも!?
銀座にあるヘッドスパ店「悟空のきもち」が監修し、一時期多くのメディアにも取り上げられ、話題になった「たわし枕」をご存知でしょうか。
初めて販売されたときは2017年で、当時は予約待ちでなかなか手に入れることができませんでした。
頭をもみほぐしていつの間にか深い眠りに導く「絶頂睡眠」を豪語する「悟空のきもち」監修ですから、期待してしまいます。
しかしたわしと聞くとチクチクして硬いというイメージを抱いてしまいますが、たわし枕の寝心地はどうなんでしょうか。
頭皮に刺激を与えて入眠をサポート
たわし枕はどんな枕なのかといえば、たわしをそのまま枕にしたような形状をしています。
チクチクして痛そう、本当にこれで快眠できるのかと不安になってしまいます。
「悟空のきもち」の理論では頭皮に刺激を与えることで眠りを誘い、入眠をサポートするらしいです。
頭皮に刺激を与えるために、たわしを素材に選んだわけですが、これでは刺激が強すぎるのではないでしょうか。
しかし実際に寝てみるとチクチク感はそれほど気にならず、適度に頭皮を刺激してくれます。
筋肉のコリをほぐしてくれるような感覚で、心地よい眠りにつくことができます。
慣れないうちは枕の上にタオルを敷くなどして刺激を和らげて使うこともでき、慣れてくればそのまま頭を乗せてよいでしょう。
個人差はありますが、想像しているよりも痛くないと思います。
実際のところ、開発段階でもいろいろと試行錯誤はあったようです。
普通のたわしでは痛すぎて眠れないということで、いろいろなたわしを試しました。
そして最終的には野菜などを洗う「やさしいたわし」を手掛ける高田耕三商店に協力を仰ぎ、今のたわし枕が完成しました。
頭を温めない圧倒的な通気性
たわし枕のこだわりは他にもあり、頭を温めないために素材と構造にも工夫が見られます。
たわし枕の中身はポリエチレンの透過エアー素材を使用しており、空気で頭を支えています。
通気性が圧倒的に良いため、使用していても頭の温度が上がらず、従来品に比べて約-5度の温度を維持します。
暖房やサウナなどで頭を温めるとぼーっとすることがありますが、この状態では朝起きたときのだるさを生んでしまいます。
快眠には頭寒足熱が良いといわれますが、たわし枕は頭に熱がこもらないので熟睡できるわけです。
頭の温度調節にこだわる「悟空のきもち」ならではの発想ですね。
朝起きたときも頭に全く汗をかかずサラサラ、頭もすっきりするので目覚めもよいのではないでしょうか。
頭が涼しいので夏はもちろん重宝しますし、冬であっても冷感枕というわけではないので、寒いということもないでしょう。
通気性をよくすることのメリットは他にもあり、枕を清潔な状態に保つことができます。
枕に湿気が溜まりませんし、さらにたわし枕は水で丸洗いできます。
撥水性にも優れ、乾きやすく、ダニが発生する要素などどこにもないのです。
たわし枕の使い方と向き
たわし枕の使い方はそのまま頭を乗せて使うだけです。
刺激が強いと感じるようであれば、慣れるまで枕の上にタオルを敷いて寝ることを推奨されています。
2018年に販売されたたわし枕は中央に穴があるドーナツ型なので向きは特になく、中央に後頭部がくるように頭を乗せて使用するとよいでしょう。
なお2019年に販売されたたわし枕はすこし形が異なり、一般的なたわしそのものの形状をしています。
向きは左右は特に気にせず、くぼみのあるラインが横を向くよう(ちょうどCのような形)に置いて寝るとよいでしょう。
たわし枕を洗うときはシャワーなどで水洗いするだけできれいになります。
撥水性と透過性が高いので、すぐに乾きます。
また2019年版は本当のたわしのようにひもがついているので、紐をひっかけて干すことができます。
まとめ
たわし枕と聞くとちょっと使うのが怖いですが、慣れるとチクチクとした刺激がとても心地良く感じます。
いままでいろんな枕を試したがどれもぴんと来ないという人は一度試してみてはいかがでしょうか。
頭が思った以上にすっきりして、リフレッシュできるかもしれません。