テンセル布団はこんなにすごい!
昨今寝具業界でも注目されている繊維、テンセルという生地をご存知でしょうか。
品質表示を見ると指定外繊維と書かれていますが、テンセルまたはリヨセルと呼ばれることもあります。
どんな生地かというと、例えるなら人工で作り出したシルクでしょうか。
テンセルを使用した布団やカバーを付けて寝ると気持ちいいので、ついぐっすり熟睡してしまいます。
なぜテンセルが寝具に合うのでしょうか。
その特徴についてご紹介したいと思います。
まるでシルク!テンセルの特徴
そもそもテンセルとはどんな素材なのでしょうか。
良くあるポリエステルやナイロンといった化学繊維は原料が石油ですが、テンセルはユーカリという植物が原料の再生繊維です。
土に埋めてもそのまま土に還ることのできるエコな素材で、環境保護の観点からも注目されています。
溶剤で溶かしているので化学繊維ともいえますが、天然繊維といってもおかしくないでしょう。
特徴としては柔らかい風合いがあり、伸縮性があるので肌沿いもよく、適度な光沢感と保湿性もあります。
もともとが植物原料なので吸湿性もあり放湿性もあるので汗の処理にも優れています。
まさに第二のシルクといってもよい特徴を備えているわけです。
拡大してみると表面はつるっとしていて凹凸がなく、見た目にもなめらかであることがわかります。
また吸湿性も綿の約3倍、羊毛の約2倍もあり、とても吸水性に優れた繊維なのです。
寝ている間に200mlもの汗をかくといいますから、水の処理に優れたテンセルがいかに寝具に合った素材であるかがわかります。
「なめらかな肌触り+さらっと快適=気持ちいい」
シルクのように保湿性もあるので肌にやさしく、静電気を帯びにくいため埃を寄せ付きにくいというメリットもあるでしょう。
寝具に使われるときはテンセル単体で使われることもあれば、綿や麻、ポリエステルなどと混紡されることもあります。
テンセル布団は春夏におすすめ
テンセルはさらっとした肌触りで吸湿性や放湿性にも優れています。
汗をかきやすい春夏にぴったりの素材です。
さらっとしているので春夏のべたつきが気になるという人におすすめです。
細い繊維で紡いでいるので、肌当たりもなめらかで気持ちいいです。
コットンよりもシワになりにくいので、お手入れもしやすいといえます。