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マットレス選びは腰痛持ちにとって重要?
日々の疲労や冷え、加齢など様々な原因で多くの方が悩んでいるのが腰痛です。
腰は身体の中央部分であり、何かと負担がかかりやすい箇所です。
あまり腰痛を我慢してしまうと朝起きるのも辛くなり、日常生活にも大きな影響を与えてしまいます。
長時間のデスクワークや立ち仕事、重い荷物を運ぶ仕事の方など腰に負担のかかるお仕事の方、慢性的な腰痛に悩まされている方にとって大切なのは身体を休めることです。
一日の身体の疲れと腰痛を和らげるためには質の良い眠りと腰に負担のかからない寝具が重要となります。
特に全身を支えるマットレス選びは大切です。
マットレスが自分に合わないものを使用するとさらに身体と腰に負担を与え、腰痛を悪化させてしまう危険性があります。
そこで今回は腰痛の負担を軽くするマットレスの選び方について詳しくお話しましょう。
腰に負担のかからないマットレスの選び方
腰痛でお悩みの方は今現在どのようなマットレスを使用されていますでしょうか。
朝目覚めた時にたっぷりと寝たのに体がスッキリしない・お尻や腰の部分がだるく、腰痛が解消されないという場合にはマットレスが身体に合っていない可能性があります。
長年同じマットレスを使用していて、最近になって腰痛が続くという場合はマットレスの買い替え時の可能性が高いです。
また、逆にマットレスを変えてから腰の調子が悪いという場合はマットレスが自分の身体に合っていないのかもしれません。
自分に合ったマットレスを使用して腰痛が軽くなった、朝快適に起きることが出来るようになったとマットレスを替えることで腰痛の負担がなくなった、改善されたという方はとても多いです。
しかしいざ新しいマットレスを購入するとなると、腰に負担のかからないのはどのようなマットレスを選べばよいのか、わからないものです。
マットレスというのは大きく高価な買い物であり、安易に購入して失敗してしまうと大きな後悔となってしまうので注意が必要です。
どんなマットレスが腰痛を悪化させてしまうのか?
寝具を選ぶ時というのはおしゃれ感や便利さ、寝心地の良さというのも大切なポイントとなりますが、腰痛持ちの方、腰に不安のある方の場合はそういったことで寝具を選ぶのは注意が必要です。
まず、寝返りを打てないソファーベッドや身体が沈む低反発で出来たマットレス、簡易性のベッドなどは腰痛を引き起こしやすいと言えます。
夜寝ている本人は気づきませんが、寝ている間というのは多い人で30回、少ない方でも15~20回ほど寝返りをすると言われています。
寝返りは身体が自然と寝ている時に体制を変え、身体のバランス調整をしているのでとても必要な事です。
しかし、お洒落で便利なソファーベッドや簡易ベッド、低反発の体重で沈み込む低反発マットレスなどは寝返りが打ちづらく、思うように身体の調整が取れないため身体の疲労感が抜けない恐れがあります。
その結果、腰痛も良くなるどころか悪化させてしまう危険があります。
そうかと言って固すぎるマットレスというのは違和感が残り、ゆったりと休めません。
硬すぎるマットレスは、骨盤や肩甲骨に体重の負担がかかりやすいため腰痛だけでなく肩こりなどの原因になる可能性もあります。
寝返りと固さに気を付けるという事の他にもう一つ大切なのがマットレスの厚さです。
寝ている時の理想的な姿勢というのは横から見た時に背骨が自然なS字となっていることが大切。この姿勢を保つためにはマットレスはある程度の厚みのあるものが理想的と言えます。
あまりに薄いマットレスの場合、手入れや持ち運びが楽でも寝心地はあまり良くありません。
薄いマットレスは横から見て腰が反るような姿勢となり、大きな負担を与えてしまいます。
これでは寝ている時も大変苦痛であり、熟睡も難しく、寝起きも困難となり、腰痛はさらに悪化してしまう可能性が高いです。
腰痛の方に理想的なマットレスとは
理想的なマットレスというのは理想的な姿勢を保つことが出来るマットレスです。
仰向けで寝た時に背骨から腰が綺麗に緩やかなS字となっているのがベストです。
横から見ても自然な姿勢が保たれており、体圧分散がちゃんと出来ているというのがわかります。
低反発のマットレスの場合はやわらかくて寝心地は良くても、特に体重のある方は身体が沈む状態となりお尻部分が落ちやすくなります。
寝返りが困難となるため、寝ている間に腰に大きな負担がかかってしまいます。
よく寝れたと思って起きようとしたら腰が痛くて起き上がれない、目覚めの時に腰が重いといった症状が現れる可能性があります。
身体が横から見るとWのような形となり、見ていても不自然です。
腰痛のある方、不安のある方に理想的はマットレスとは厚みが10㎝程のもので、固すぎず、そして柔らかすぎない程よい固さがあり、寝返りがしやすいものであることです。
仰向けで寝て自然なS字となり、横向き寝となった時にも背骨がまっすぐになっている体重を上手く分散することが出来ている体圧分散の力があるマットレスを選びましょう。
そして蒸れない通気性の良いマットレスを選ぶことも重要です。
通気性の悪いマットレスは寝苦しく、汗をかきやすいだけでなくストレスや寝苦しさで腰痛をさらに悪化させてしまう危険があります。
また、湿度の高い梅雨時などはカビなどが発生する危険があり衛生的にも良くありません。
腰痛だけでなくカビなどによる体調不良まで招いてしまう可能性もあります。
通気性の良いマットレスといえば、エアウィーブを始めとする3次元スプリング構造のマットレスですね。
日本初、特許取得のコア材を使用したリテリーのマットレスがおすすめです。
腰痛など何もない、自分の気に入ったもので寝るのが一番良い!という方は自分の好きな寝具で寝るのが何よりもリラックスでき、熟睡できるので好みのタイプを選ぶのがベストです。
しかしながら腰痛の不安が少しでもある方は再度繰り返しますが、程よい固さと通気性があり、寝返りがしやすく、自然な姿勢が保て、厚みが10㎝程のものが理想的です。
マットレス選びをするときに気を付けること
マットレス選びというのは実際に店舗に行ける方は見本品を寝てみて腰痛に良い条件を兼ねているかを確かめてみましょう。
しかし、忙しくてお店に見に行くことが出来ない方も多いですし、通販のみで良いマットレスを販売しているものも沢山あります。
どの場合でも実際に腰痛を軽減できるかどうかというのは数日間実際に寝てみないと本当に効果があるかどうかははっきりとは言えません。
マットレスは決して安い買い物ではなく、数年しようするものなので安易に購入するのは禁物。ただ単に有名なブランドであれば安心という訳ではありません。
通販で購入する際にはマットレスのおすすめサイトだけではなく、きちんとした情報が得られる公式サイトを必ず確認しましょう。
いくつかの腰痛対策マットレスランキングサイトなどを比較してみるのも良い方法です。
1つのサイトですと個人でおすすめしているマットレスを1位にして、販売促進を目的にしているサイトである場合があります。
いくつかのランキングサイトの中でも常に上位であるもの、評価の高いマットレスをチョイスし、さらに検討を重ねてから購入しましょう。
一番安心なのがお試し期間があるマットレスです。
1~3ヵ月など期間限定で返金保証制度があるものであれば、その期間内であれば支払った代金はちゃんと返金してもらえます。
最後に
腰痛は放っておくとよくなるものではありません。
1日酷使した腰をゆっくりと休ませるためにも慎重に腰痛に良いマットレスを選び、身体を労わりましょう。
身体に合ったマットレスを使用すれば、もしかしたらつらい腰の痛みも楽になっていくのが実感できるかもしれません。
腰痛ケアは早ければ早いほど良いのです。悪くなってから後悔しても遅いので、良いことは早めに実行しましょう。