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他の布団にはない羊毛敷布団の魅力
お布団の中では安い買い物ではない羊毛布団、やや高級な部類に入るのではないでしょうか。
しかし高級な布団でありながら、羊毛敷布団にはおすすめしたいポイントがあります。
一般的に普及している綿や化学繊維のお布団と比べて、どんな違いがあるのでしょうか。
掛け布団については羊毛布団は重いというデメリットがあります。
もちろんその重さが良いという人もいますが、敷布団について重さは寝心地に影響しないでしょう。
そんな羊毛敷布団の魅力に、今回は触れてみたいと思います。
羊毛布団は何よりお手入れが楽
羊毛布団の最大のメリットは、何よりもお手入れが楽という点ではないでしょうか。
羊毛は天然素材の中でもナンバーワンといってよいほど、吸湿性と放湿性に優れた素材です。
その吸湿性は綿以上で、乾燥剤として知られるシリカゲルにも引けをとりません。
そのため羊毛敷布団の布団表面は湿っぽくならず、さらさらとして快適な寝心地が続くのです。
さらに一旦吸湿した後も、乾燥した場所や風通しの良い場所に置いておくことで、勝手に放湿してくれます。
天日干しでなくても陰干しでも、寝ていない時間に湿気や汗を空気中に放出してくれます。
ですから布団を使っていない時間に、1,2時間陰干しすれば、すっかり乾燥して手入れが楽なのです。
逆に長時間天日干ししてしまうと、羊毛が黄色く変色してしまうこともあるので、注意してください。
羊毛布団はせんべい布団!?
羊毛というとふかふかで暖かく、クッション性に優れた素材と思われがちです。
しかし実は羊毛はそれほど厚みがなく、クッション性にいたってはポリエステルの方が優れているといわれます。
ですから羊毛敷布団を使う場合は、単体で使用せず、マットレスなどと併用した方が良いでしょう。
せんべい布団とまでは言いませんが、羊毛敷布団は薄いというデメリットがあります。
さらに使っていくうちにクリンプやウロコが潰れ、へたりが生じてクッション性が失われることもあるでしょう。
羊毛は一度へたってしまうと、元に戻ることはありません。
もちろん中綿量を増やしてクッション性や厚みを増すという方法もありますが、手の届きにくいお値段になってしまいます。
羊毛のこういった欠点があることから、羊毛を敷布団ではなく、ベッドパッドとして使用する方法もあります。
羊毛の吸放湿性を活かすには、ベッドパッドでも十分というわけです。
クッション性は芯材でカバー
なお羊毛のへたりやクッション性を、芯材でカバーするという方法もあります。
中綿に羊毛を使用し、芯材に固綿などクッション性に優れた素材を使うというわけです。
ある程度厚みのある芯材を使えば、耐久性もクッション性も上がり、マットレスは不要になります。
つまり羊毛にはクッション性を求めるのではなく、高い吸放湿性を発揮してもらうわけです。
これが羊毛敷布団に求める正しい機能性ではないでしょうか。
そのためには吸放湿性を妨げる芯材は、なるべく使わない方が良いでしょう。
通気性の悪いウレタンなどは、もってのほかです。
羊毛敷き布団の魅力はさらさら感
まとめると、羊毛敷布団は汗や湿気をしっかり吸って、すぐに乾いてくれる点に魅力があります。
除湿マットなどを使っても良いでしょうが、毎回敷いたり片づけたりするのは、結構手間です。
一般的な布団は何日か寝ると、表面がジトジト湿って、湿気が溜まっているのが触っただけでわかります。
羊毛敷布団は単体で、汗や湿気を処理してくれるから、手入れが楽でさらさらした肌触りが続きます。
昔から羊毛敷布団が好きな人は、こうした魅力に気づいているのかもしれません。
クッション性はマットレスや敷きパッドなどでなんとでもなります。
しかし布団の手入れをあまりしなくても、さらさら感を保つことができるのは、羊毛敷布団以外難しいのではないでしょうか。
これが羊毛敷布団をおすすめしたい理由です。
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