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腰痛の症状を感じている人は多い
なんらかの腰の痛みを感じているが、病院に行くほどではないと考えている人は多いと思います。
1日中腰が痛いわけではないが、朝方腰が痛む、オフィスで座っているとき、作業をしているときに腰が痛むという人もいるでしょう。
また純粋に腰が痛いという人やなんとなく腰がしびれる、普段はなんともないがかがんだり、咳やくしゃみをすると痛むという人もいます。
このように腰痛の症状やタイミングは人それぞれです。
軽度であれば病院に行っても特に問題なしと診断される可能性はありますが、腰に違和感を感じたら、腰痛と思った方が良いかもしれません。
ちなみに腰ではなく、お尻やふくらはぎなどに痛みを感じた場合も腰痛が関係していることがあります。
腰痛は年配の方だけでなく、老若男女問わず起こりうる症状ですから、腰痛になるはずなどないと高をくくるのは要注意です。
腰痛は放置しない
我慢できる程度の腰痛であると、どうしても放置してしまうという人は多いと思います。
しかし腰痛をそのまま放置して、なんら対策を講じないとどんどん悪化してしまったり、重大な病気になってしまう可能性があります。
またただの腰痛ではなく、なんらかの病気が原因で腰痛を発症してしまっていることも考えられます。
痛みが全くおさまらない、どんどんと痛みが増す、発熱を伴うなどの症状が出たら、血管や内臓、脊髄などに病気が潜んでいることもあります。
その場合は、すぐに病院で受診した方が良いでしょう。
ただほとんどの場合は軽度の腰痛であり、病院に行っても特に異常なしと診断されることが多いと思います。
その場合でも、自分でできる腰痛対策はありますから、放置しないようにしましょう。
そもそも腰痛の原因は?
筋肉が硬くなっている
腰痛の原因は色々ありますが、多くの場合、腰回りの筋肉が硬くなっていることが考えられます。
何故筋肉が硬くなってしまうのかというと、筋肉を全く使っていない、あるいは使いすぎていることが考えられます。
たとえばオフィスで座って仕事をしているときなど、ずっと同じ姿勢のままでいると筋肉は硬くなってしまいます。
ずっと同じ姿勢でいても、腰回りの筋肉には常に一定の負荷がかかっており、腰の筋肉が硬直してしまいます。
また激しい運動をして筋肉を使いすぎてしまった場合、溜まった乳酸をうまく排出できていないと、筋肉が硬直する原因になります。
運動をする前と後でストレッチやマッサージをして筋肉をほぐしたり、ゆっくり湯船につかるなど、筋肉に溜まった老廃物を排出する工夫をする必要があるでしょう。
そのほかにも姿勢が悪かったり、一部分の筋肉にばかり負荷がかかり過ぎると、骨格が歪んで一部の筋肉が硬くなりやすくなります。
単純に姿勢が悪い、どちらか一方の肩でばかりバッグを持っている、足を組む場合に同じ方の足ばかり上に組んでいる場合も骨格が歪む原因になります。
ちなみに腰が痛いわけではないが、なんとなく電気が走ったようにしびれる、あるいは腰回りがだるくて動かすのがしんどいという場合も一種の腰痛と考えられます。
この場合も同様に腰回りの筋肉が硬直してしまい、神経を圧迫してしびれを引き起こしたり、血管を圧迫して血流を阻害してしまい、栄養や酸素がいきわたらず、だるさを引き起こすわけです。
腰痛を治すための布団選び
正しい寝姿勢を保つ布団を選ぼう
腰痛を治すためには睡眠環境を見直すことも大切です。
睡眠は人生の3分の1を費やすほど長い時間ですし、筋肉の成長や修復に必要な成長ホルモンが分泌される大切な時間だからです。
寝具にも敷き布団や掛け布団、枕など色々ありますが、中でも腰痛と密接な関係をもっているのは敷き布団ではないでしょうか。
正しい寝姿勢を保つためには枕も必要ですし、温度を保つための掛け布団はもちろん大切ですが、腰を直接支えるのは敷き布団だからです。
敷き布団は硬すぎても柔らかすぎてもダメ
ではどんな敷き布団が良いかというと、柔らかすぎる敷き布団はやめた方が良いでしょう。
何故なら柔らかすぎる敷き布団は、体の中で最も重い腰の部分が沈み込みすぎてしまい、腰にかかる負担が大きくなってしまうからです。
当然正しい寝姿勢にはなりませんし、腰の筋肉や血管、神経を圧迫してしまうことになります。
また硬すぎる敷き布団は肩や腰に体圧が集中し、同様に負担をかけることになるでしょう。
つまり腰痛予防に理想的な敷き布団とは、適度な硬さで体圧をバランスよく分散し、正しい寝姿勢を保ってくれる敷き布団といえます。