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キャメル毛布の特徴
天然素材の中でも、キャメルの毛布が好きという人も中にはいるでしょう。
キャメルといえばラクダのことで、キャメル毛布はラクダの毛を使った毛布のことを言います。
ラクダといえば砂漠など暑い場所にいるイメージがありますが、モンゴルなど寒冷地にも多く生息しています。
特にキャメル毛布は中央アジアの寒冷地など、厳しい寒さの元で生息するラクダの毛が使われることが多いです。
キャメル毛布は決して安い買い物ではありませんが、ウール毛布よりも上質な毛布といわれています。
そんなキャメル毛布の特徴をご紹介したいと思います。
ウールより軽くて暖かい
抜群の暖かさを持つウール毛布ですが、キャメル毛布の保温力はウールをしのぎます。
その保温力はウールの2倍もあるといわれ、さらにウールの半分程度の軽さしかありません。
ウールよりも軽くて暖かい特徴を持つのが、キャメル毛布なのです。
さらにキャメル毛布を触ったことがある人はわかるでしょうが、滑らかな肌触りも特徴的です。
また見た目にも光沢感があり、ぬめりのある感触が癖になります。
フェルト化せずに弾力性が長持ち
ウールであれば繊維が絡み合うことで、フェルト化という現象が起きます。
フェルト化すると繊維が硬くなり、弾力性や保温力も失われてしまいます。
しかしキャメル毛布は繊維にぬめりがあり、滑らかであるため、フェルト化する心配はありません。
その結果、柔らかさや弾力性、保温性が失われることなく、長持ちするということです。
上質な風合いと質感、肌触り、暖かさが長く続く上質な毛布、それがキャメル毛布です。
吸放湿力が天然素材で一番
さらにキャメル毛布は吸放湿性が天然素材の中で、最も高いといわれています。
これはどういうことかというと、寝具内の湿気や汗といった水分を吸って、空気中に放出することを意味します。
その結果、寝具内の湿度が上がらないため、ジトジトとした蒸れ感が少ないということなのです。
天然素材の中でもウールは吸放湿性が高い素材ですが、キャメル毛布はウールの2倍も吸放湿力があります。
吸放湿性の高い素材を使った布団は寝ていても、さらっとして本当に快適です。
キャメル毛布のマイナス面
保温力、吸放湿性では天然素材の中でもナンバーワンといっても過言ではないですが、マイナス面もあります。
それはキャメル毛布は高価であることで、ウールよりもさらに高級品とされています。
キャメル100%でなく、キャメル混紡であれば多少値段は抑えられるかもしれません。
しかしキャメル100%でなければ、キャメル毛布の保温性や吸放湿性といった特徴を、体感することはできないでしょう。
また、独特のぬめりのある質感が好きな人は多いですが、若干チクチクするかもしれません。
これはキャメルの毛が硬いためで、肌触りが気になるという人も中にはいると思います。
キャメル混よりウールの方が良い
ただキャメル毛布が欲しいからといって、安価なキャメル毛布に手を出すと、思わぬ失敗をするかもしれません。
というのも安価なキャメル毛布は、化学繊維などを混紡してあるものが多く、機能はそれなりの可能性があるからです。
もし化学繊維を混紡してあるような安価なキャメル毛布を選ぶのであれば、ウール100%の毛布の方がよっぽど機能は高いです。
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あるいはキャメルと良く似ている、カシミアやアルパカといった獣毛を検討してみても良いでしょう。
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やっぱりキャメル100%がいい
毛布の素材として人気のある獣毛ですが、その中でも機能面では、キャメルが上質な素材であることは間違いありません。
保温力と吸放湿性では、獣毛だけでなく天然素材の中でもトップといっても過言ではないでしょう。
若干肌触りに難があるといいましたが、逆にその硬さとぬめり感が癖になるという人もいます。
肌触りや質感が嫌いでなければ、一生ものの毛布として使うのにおすすめできる毛布といえます。
しかし、やっぱりキャメル毛布を選ぶなら、キャメル100%の毛布を選んだ方が良いでしょう。
値段は高いですが、やっぱり質が違うからです。