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おねしょは布団の天敵
小さいお子さんのいる方はわかるでしょうが、子供のおねしょは困ったものです。
布団は汚れるし臭う、夜中に起こされる、シーツやカバーの洗濯に朝から大変です。
かといってそのまま乾くのを待っているだけではだめ、乾いただけではニオイは取れません。
さらに乾けばまだしも、夜寝ようとしたらまだしっとりしているとしたら大変です。
おねしょはただの水ではありませんから、布団に雑菌も繁殖して衛生的にも良くありませんね。
ここでは親御さんの負担を少しでも減らせればと、簡単にできるおねしょ対策をご紹介したいと思います。
布団は簡単に洗えない
おねしょで一番困るのは布団が濡れたり、汚れてしまうことですね。
特に被害を受けるのは敷き布団です。
洗える敷き布団ならまだしも、敷き布団は洗えないことが多いので、おねしょをされると困ります。
さらに洗える敷き布団といっても、正直洗うのは一苦労、そんなに頻繁に洗えるものでもありません。
おねしょを発見したら、布団に応急処置を施すようにしましょう。
布団に応急処置を忘れない
まずシーツやカバーをしている場合は取り除いて洗濯機に持っていきましょう。
少量のおねしょならシーツやカバーだけで被害が済むこともあります。
しかし大量のおねしょだとしたら、布団にまで浸透してしまっていることでしょう。
そこで布団に染み込んだ水分を取り除くため、タオルを押し当てて布団から水分を吸い取ります。
水分を吸い取った後は、アンモニア臭が発生しないように対策が必要です。
簡単なのはクエン酸スプレー
アンモニア臭を消すのはクエン酸、水1カップに小さじ1杯程度のクエン酸を加えてスプレーし、こまめにタオルで水分を拭き取ります。
家にクエン酸がない!!という場合は重曹も活躍してくれます。
布団からタオルで十分水分を拭き取った後、重曹を振り掛けて水分を吸収させます。
重曹が水分を吸収するのを待った後、掃除機で重曹毎吸い取れば、臭いが発生することはありません。
しかし重曹だと掛け布団の汚れには対応しにくいですし、範囲が広くわかりづらい場合はクエン酸スプレーがおすすめです。
ご自宅にクエン酸がない場合は、ホームセンターなどで買っておきましょう。
天日干しも忘れずに
これで布団の応急処置は終わり、後は天日干しでしっかり殺菌、乾かしてあげれば大丈夫です。
平日は忙しいという場合も、できるだけ天日干しをするようにします。
天日干しをする場合は、両面裏返して日光に当てるようにしましょう。
なお布団ではなくベッドを使っている、という方は天日干しは不可能でしょう。
その場合はマットレスに直接ドライヤーをあてて乾かし、風通しの良い場所で陰干しをするようにします。
なお生地の傷みが気になる場合は、当て布を当ててドライヤーをかけるようにしましょう。
洗える布団は洗わない
昨今洗えるタイプの布団が急増しています。
昔は布団(特に敷き布団)は洗えないもの、どうしても洗いたいときは業者にお願いするものでした。
しかしそれではお金も手間もかかりますから、現在は洗える布団が人気のようです。
洗える布団は側生地が外せるようになっていて、中綿や中芯が崩れないように裁縫されている、あるいはそもそも崩れない素材を使っています。
要するに簡単に中綿や中芯と側生地が着脱可能なため、コンパクトになって、ご家庭の洗濯機でも洗えるという仕組みのようです。
しかしおねしょはいつ起きるか分かりません、下手をしたら連日おねしょをしてしまう可能性もあります。
そうすると毎日布団を洗うことはできないでしょう。
それに洗える布団といっても、敷き布団を洗うのは一苦労、中々洗わない、一度も洗ったことがないという人も結構多いのです。
おねしょマットで布団を守る
要はおねしょのたびに布団を洗うのは現実的ではないということです。
ではおねしょをしても布団が汚れなければ良いのではないでしょうか。
そこでおねしょマットを使うという方法もあります。
おねしょマットは表面はタオルのようなパイル地になっており、裏地が防水加工が施されたマットです。
おねしょを通さないので布団が汚れないため、おねしょをしてもマットを取り換えれば良いというわけです。
おねしょマットは蒸れやすい
おねしょマットは確かに便利、布団もおねしょからしっかりと守ることができます。
しかし水分を通さないことから、蒸れやすいというのは容易に想像できるでしょう。
特に赤ちゃんは大人よりもたくさん汗をかくので、汗を吸ってくれないのは致命的かもしれません。
実際おねしょマットを使うことで体温調節がうまくできず、乳幼児突然死症候群になる恐れも危険視されています。
おねしょから布団は守れても、赤ちゃんに危険が及ぶのであれば考えものです。
水をたっぷり吸う敷きパッド
ディーブレス社のトリプルスカッシュは、中綿に吸水性に優れた医療脱脂綿を100%使用しています。
そのため約8リットルもの吸水力があるというから驚きです。
実際8リットル分のお水をかけたらさすがに布団は濡れるでしょうが、おねしょぐらいはしっかり吸ってくれるでしょう。
表面はパイル地でタオルのような肌触りが気持ちが良いですし、速乾性もあります。
汗をたくさんかく夏にも、蒸れずにさらっと使える敷きパッドですが、おねしょ対策にもなるでしょう。
夏の快眠さらさら寝具トリプルスカッシュはこちらをご覧ください。
おねしょをさせなければいい
なお、いくらおねしょをした後の対策を考えても、おねしょをさせないのが一番です。
そのためには寝る前の水分の摂りすぎには注意しなければなりません。
寝る前におしっこをする習慣を付けさせることも大切です。
また食べ物にも水分は含まれており、飲食後約3時間で尿が溜まることから、寝る前の飲食も避けるべきです。
夕食も就寝3時間前には済ませるようにしましょう。
とはいえどんなに万全の対策をしても、子供はおねしょをするときはするものです。
おねしょをしてもお子さんを怒りすぎないよう気を付けてください。