空腹で眠れなくても食べないはNG
夜中に食べ物を食べると太る、消化不良を起こすとよく言われています。
そのため、夜遅くにご飯を食べないようにしているという人は多いと思います。
しかし空腹のままいざ布団に入っても眠れない、時間だけが過ぎていくという経験はありませんか。
実はお腹が空いた状態で眠りにつこうとするのは難しいのです。
なぜお腹が空いていると寝つきが悪くなるのでしょうか。
今回は空腹と睡眠の関係についてご紹介したいと思います。
空腹と睡眠の関係
夕飯を早く食べすぎたり、夕食を少なめにして夜更かししていると、ついついお腹が空いてしまいます。
しかしダイエットをしている人や健康に気を使っている人は、夜に食べ物を食べることは厳禁だと考えている人が多いです。
そのため空腹のまま布団に入るものの、眠れないまま時間が過ぎていってしまうということになってしまいます。
確かによる夜遅くに食べ物を食べるのはよいことではありませんが、どんなときも食べていけないというわけでもありません。
多少なり口に入れて、空腹を和らげた状態の方が睡眠の質が上がり、ぐっすり眠れることもあるのです。
もちろん暴飲暴食はよくありませんが、寝る前に軽食をとることで低血糖が解消され、眠りにつきやすくなります。
また睡眠中は体を休めてはいるものの、多少のエネルギーを消費しています。
ですから寝る前に軽食をとることで、エネルギー補給になり、睡眠の質が向上するわけです。
夜寝る前にどんな食べ物がおすすめ?
空腹を我慢して眠れないのであれば、いっそのこと食べてしまうのも悪いことばかりではありません。
では夜に食事をとるには、どんなものを食べればよいのでしょうか。
まずカロリーについていえば、大人であれば200kcal以内に抑えるようにします。
200kcalといえば大体おにぎり1個くらいのカロリーですが、これくらいなら胃に負担もかからず、適度に空腹感を和らげることができます。
またカロリーだけでなく、たんぱく質や脂の取りすぎも胃に負担がかかるので注意しなければなりません。
夜遅くに食べる軽食としておすすめな食べ物は下記のようなものがあります。
- ヨーグルト、チーズ
- おかゆ
- 豆腐
- おでん
- バナナ
- クラッカー(全粒粉)
- 白身の肉
ヨーグルトや豆腐はカロリーが低く、それでいてたんぱく質が高く満腹感を感じやすい食べ物ですので、夜食にはおすすめといえます。
ただヨーグルトは味気ないので砂糖をたくさん入れる人がいますが、糖質の取りすぎになる可能性があるので少なめにしておきましょう。
ヨーグルトでは空腹感がまぎれないという場合は、ややカロリーの高いチーズを食べてもよいと思います。
こちらもたんぱく質が高めなので、満腹感を持続させ、朝食まで空腹感を抑えることができます。
おかゆは普通にご飯を食べるよりカロリーが少なく、水分が多いためカロリー以上に満腹感を感じることができます。
もちろんおかゆでは足りないという人はご飯をそのまま食べてもよいでしょう。
良くご飯を食べた後は眠くなることがありますが、これはインスリンの分泌によって血糖値が上昇するからです。
ですから炭水化物を多く含む軽食は、睡眠をサポートするという意味でも、食べ過ぎなければ睡眠に良い効果をもたらすかもしれません。
まとめ
このように夜に軽食をとることでより良い睡眠につながることもある、ということがわかりました。
もちろんお菓子やケーキ、脂っこい食事などは太るばかりか、消化不良や胸やけになることもあるので、食べ物には注意しなければなりません。
カフェインやアルコール、スパイスの強い食べ物など、体に刺激となるようなものも避けたほうが良いでしょう。
ただ太るからという理由で、夜中に食べ物を食べることを避けていると、快眠の妨げになることを忘れないようにしましょう。