ほうじ茶はノンカフェインではない
寝る前に温かい飲み物を飲むと体が暖まって、ぐっすり熟睡できそうな気がします。
しかし就寝前にコーヒーやお茶などのカフェイン入りの飲み物を飲むと、睡眠を阻害する可能性があるので要注意です。
ではノンカフェインのお茶なら問題なさそうですが、ほうじ茶はカフェインは入っているのでしょうか。
カフェインが入っていないと油断して、寝る前にほうじ茶を飲んでいるとしたら、気を付けた方が良いかもしれません。
カフェインが睡眠を阻害する?
カフェインが睡眠を阻害するという話はよく聞きます。
体型や体質にもよるでしょうが、一日に250mg以上のカフェインを摂ると、夜中に目を覚ましやすくなるといわれています。
夜中に目を覚ますということは眠りが浅くなっているということですから、睡眠の質が低下しているというわけです。
コーヒーや緑茶などはもちろんカフェインが入っているので、就寝前に飲むことはおすすめしません。
コーヒーやお茶のカフェイン含有量
ではほうじ茶はカフェインが入っているのかいないかといえば、量は少ないですが入っています。
以下にカップ1杯分を想定した、150mlあたりのコーヒーやお茶に含まれるカフェインの量を記載しておきます。
玉露 | 150mg |
ドリップコーヒー | 130~140mg |
インスタントコーヒー | 60~70mg |
抹茶 | 40~50mg |
緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶 | 30mg |
このようにコーヒーに含まれているカフェインは、基本的にお茶のそれよりも多くなる傾向にあります。
特にドリップコーヒーやエスプレッソはカフェイン含有量が多くなるので、がぶがぶ飲むと動機がしたり、夜眠れなくなる可能性もあります。
またお茶にはタンニンが含まれているため、カフェインと結合して、カフェインの覚醒作用が働きにくくなるといわれています。
カフェインを気にするならどちらかといえばコーヒーよりお茶を飲んだ方が良さそうですが、どちらも含有していることに変わりはありません。
寝る前だけでなく、一日のカフェイン摂取量も気にしながら、コーヒーやお茶を楽しむようにしましょう。
ただお茶であっても玉露はカフェイン量が高めなので、過剰摂取には注意が必要です。
ほうじ茶より麦茶がおすすめ
では肝心要のほうじ茶はどうかといえば、お茶の中でもカフェインの含有量は少なめです。
しかしながら、ほうじ茶に使われている茶葉は、元々緑茶の茶葉を炒って作ったものですから、全くのノンカフェインではないということは忘れてはなりません。
ちなみに番茶や玄米茶はもっとカフェイン量が少なくなりますし、麦茶にいたっては麦からできているので、カフェインゼロです。
どうしても寝る前にお茶が飲みたいという人は、ほうじ茶や緑茶でも構いませんが、飲み過ぎには注意しましょう。
また麦茶ならカフェインは入っていないため、睡眠を阻害する心配もないので、寝る前は麦茶がおすすめです。