ショートスリーパーとは
ショートスリーパーという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ショートスリーパーは別名短眠者ともいい、その名の通り短い時間しか寝ない人のことをいいます。
たまに1日2,3時間しか寝なくても大丈夫という人がいます。
人間に必要とされる睡眠時間は7時間から8時間といわれています。
人によって長短あるでしょうから短い人で6時間、長い人で9時間くらいでしょうか。
本当に2,3時間の睡眠で大丈夫なのか、いきなり倒れてしまうのではないかと心配になってしまいます。
しかし歴史上も短い睡眠しかとっていなかった偉人もたくさんいます。
実際にショートスリーパーは存在するのでしょう。
ショートスリーパーはレム睡眠が短い
ショートスリーパーはただ睡眠時間が短い人ではなく、短い時間寝るだけでも心身に問題がない人のことをいいます。
なぜ大丈夫かというと、普通の人に比べ、レム睡眠の時間が短いだけでノンレム睡眠はしっかりとれているからです。
ノンレム睡眠とは深い眠りのことをいい、別名徐波睡眠ともいいますが、心身を健康に保つために重要な眠りです。
普通人間はレム睡眠とノンレム睡眠を一定の周期で繰り返します。
ショートスリーパーはこのうち浅い眠りの時間が短いため、総体的に睡眠時間が短くなるのです。
ショートスリーパーは成功者が多い?
当然ながらショートスリーパーは睡眠時間が短いため、起きている時間が長くなります。
やることが多くて寝る間も惜しいという人がいますが、起きている時間が長い分できることも多くなります。
芸能人では明石屋さんまさんもショートスリーパーといわれておりますし、他にもデューク更家さん、武井壮さん、みのもんたさんなども睡眠時間が短いそうです。
歴史的な偉人でもナポレオンやエジソン、レオナルド・ダヴィンチなどがショートスリーパーであったようです。
こう考えると起きている時間が長い分、できることが増え成功しているのではないかと考えてしまいます。
しかしアインシュタインなどロングスリーパーでも成功している人はたくさんいます。
ですからショートスリーパー=成功者と考えず、無理に睡眠時間を削る必要はないと思います。
ショートスリーパーになる方法は
ちなみにどんな人でもショートスリーパーになれるのでしょうか。
実はショートスリーパーである人は共通してDEC2という遺伝子を持っていることがカリフォルニア大学で発見されたようです。
逆にいえばこの遺伝子を持っていない人はショートスリーパーにはなれないということになります。
実際毎日忙しくて寝ない日々が続いているうちにショートスリーパーになってしまったという人がいます。
確かに徐々に睡眠時間を減らすことで体が慣れ、短眠でも生活できるようになるかもしれません。
しかしDEC2というショートスリーパー特有の遺伝子を持っている人とそうでない人では体や健康に与える影響は異なる可能性があります。
つまり本来的にショートスリーパーでない場合は睡眠時間を短くすることで、レム睡眠もノンレム睡眠も両方短縮されてしまう恐れがあるからです。
その結果体に悪い影響がないとは言い切れませんので、無理にショートスリーパーになるのは危険かもしれません。
時間を効率よく使うために無理に睡眠時間を削る人がいますが、普通の人が下手に睡眠時間を減らすと体を壊したり、死亡リスクを上げる恐れがあります。
もちろん長すぎる睡眠も良くはありませんが、4時間半未満の短い睡眠では死亡リスクが上がることが統計データで明らかになっています。
おそらく睡眠時間というのは遺伝子によってきめられているため、睡眠時間を削ることは危険なのです。