グースとダックは何が違う?
羽毛布団の詰め物として使われる素材は水鳥の羽根ですが、具体的にはグースとダックがあります。
グースとはいわゆるガチョウのことで、ダックはアヒルのことを言います。
一般的にはダックよりもグースの方が体も羽根も大きく、かさ高がありふんわりしている、さらにダウン同士が絡みにくいため、空気を含んで保温力が高いといわれます。
またグースは羽枝の1本1本がしっかりしているためダウンが細くて柔らかくドレープ性に富んでいるのに丈夫で、臭いも少ないため、グースの方が高値で取引されます。
ただダックの中にも、グースよりもさらに高級な羽毛として、北極海周辺に生息する鴨の羽根を使ったアイダーダックダウンがあります。
アイダーダックは北半球で一番大きな水鳥で、羽毛の宝石とも言われていますが、保温力も高く、通常の羽毛よりも軽い素材であり、希少価値が高いため、グースの羽毛よりもさらに高値で取引されます。