不眠で起こる胃痛、イライラの原因と対策

寝不足
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不眠と胃痛、イライラの関係

睡眠不足が続くと疲労が蓄積される、日中に眠くなるだけでなく、精神的にイライラしたり、胃が痛くなることがあります。

人生の3分の1を占める睡眠、足りていないと体も心もボロボロになってしまいます。

 

ではなぜ不眠によってイライラや胃痛が引き起こされてしまうのでしょうか。

睡眠との関係性についてご紹介したいと思います。

食生活が乱れていると、胃がムカムカしたり、胃の痛みを感じることがあります。

これはお酒やコーヒーを飲みすぎたり、空きっ腹で爆食いしたり、脂っこい食事で胃が荒れていることが考えられます。

胃を酷使すると胃酸が過剰に分泌されたり、胃粘液の分泌量が減少して胃粘膜が損傷したり、そもそもの胃の機能が低下して胃痛を引き起こします。

 

食事を見直すことで胃痛は改善されることと思いますが、それでも慢性的な胃の痛みが続いているのは不眠が原因かもしれません。

不眠というのは、睡眠時間が確保されていればよいというものではなく、睡眠の質も影響します。

 

睡眠時間が足りていない、あるいは睡眠の質が低下していると、自律神経のバランスが乱れます。

胃の機能を正常な状態に保っているのは自律神経ですから、自律神経が乱れることで胃酸や胃粘膜の分泌に異常が出たり、運動機能が低下してしまうのです。

 

胃痛がし出したら要注意、放っておくと胃炎、そして胃潰瘍などを発症することもあるので、早急に不眠を解消するなどの対策が必要になります。

なお睡眠をとることも大切ですが、傷みがひどい場合は病院を受診するなどした方が良いでしょう。

 

また睡眠不足によってイライラするなど、怒りやすくなることもあると思いますが、こちらも自律神経のバランスが乱れていることが考えられます。

普段は気にならないような家族や友人、同僚の行動に苛立ちが続くようであれば、不眠による過剰反応が起きているのかもしれません。

 

不眠を解消するには

では寝不足を解消するには、また睡眠の質を向上させるにはどうすればよいのでしょうか。

まずは睡眠時間が確保できていないという人は睡眠時間を確保すること、そしてリラックスした状態を作って布団に入ることです。

 

ストレスを感じていたり、緊張した状態では交感神経が優位になっているために寝付けなかったり、いざ眠りについても眠りが浅くなってしまいます。

下記のような方法で心身をリラックスさせ、布団に入るようにしましょう。

 

  • 半身浴でゆっくり体を温める
  • 腹式呼吸で副交感神経を優位に
  • 入眠儀式を行う(パジャマに着替えるなど)
  • ストレッチをする
  • 寝る前の飲食をやめる
  • 寝る前のアルコール、カフェインの摂取をやめる
  • 寝る前にスマホやPCをいじらない

 

人間はリラックスすることで副交感神経が優位になり、深い眠りにつけるようになります。

また就寝する時間と起床する時間をなるべく統一すること、そうすることで体内時計も整い、眠りにつきやすいタイミングを体が覚えるようになります。

 

いざ眠りについているときも、心身がリラックスできるよう寝具にこだわることも大切です。

寝ているときに体が楽、心地よいと感じる寝具を使うことで眠りにつくのが楽しみになりますし、熟睡しやすくなります。

 

  • 体の沈み込みを抑え、体圧を分散する敷布団や枕を使う
  • 寝床内の温度や湿度を保つ布団を使う
  • 使っていて心地よいと感じる布団を使う

 

体をしっかり支え、体圧を分散してくれる敷布団で寝ると、朝起きたときのすっきり感や疲労感、体の痛みも変わってきます。

起床時に肩や腰、首などにコリや痛みを感じるようであれば、正しい敷布団や枕を使っていないかもしれません。

 

体圧分散性に優れた敷布団であれば、体の重さが1点に集中するのを防ぎ、体全体に分散することができます。

また腰の沈み込みを抑えることで腰にかかる負担を和らげ、体も緩やかなS字カーブを描いて正しい熱誠で寝ることができ、呼吸も深くなります。

 

腰痛予防敷き布団

 

それから体の冷やさないよう、保温性に優れた布団を使うことも重要です。

体が冷えると交感神経が優位になり、リラックスできず、熟睡できないからです。

 

保温力というと毛布や掛け布団など、掛け寝具にばかり目が行ってしまいますが、敷布団も重要です。

冷たい空気は下の方にこもるため、保温性の低い敷布団を使っているとなかなか体が温まりません。

 

床からの冷気をシャットアウトし、かつ湿気をうまく逃がしてくれるような敷布団を使い、温度と湿度を適切な状態に保つようにしましょう。

このように正しい敷布団を使うことで体にかかる圧力が分散され、呼吸が深くなり、体を温めて熟睡しやすくなります。

 

また肌触りが良いカバーや、体を圧迫しないふわっと軽い掛け布団や毛布も、使っていて心地よいと感じる布団でしょう。

心地よいと感じることで人間はリラックスでき、深い睡眠に入りやすくなるので、肌触りや掛け心地にこだわることも質の高い睡眠につながりやすくなります。

 

とろけるふとん

 

まとめ

このように不眠を解消するには、寝る前にリラックスすることと、正しい寝具を使うことが大切だとわかりました。

毎日熟睡することで自律神経のバランスも整い、胃痛やイライラも解消するのではないでしょうか。

 

また睡眠の質を向上させるだけでなく、睡眠時間を確保できるよう工夫することも忘れてはなりません。

毎日7,8時間は睡眠時間を確保できると理想的です。

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