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イメージでマットレスを選んではいけない!?
エアウィーブや東京西川のエアーがCM放映されて、マットレスに興味を持つ方が増えていますが、どんな基準でマットレスを選んでいますか。
エアウィーブには浅田真央さんを起用していますし、東京西川のエアーにはネイマールやカズといったアスリートを起用して大々的に宣伝しています。
体を酷使しているアスリートが使っていると、なんとなく体によさそうな気がするので宣伝効果はかなり高いと思います。
それにCMに芸能人を使うと知名度も上がりますし、なんとなくよさそうと思って購入している人も多いのではないでしょうか。
しかしマットレスはそれぞれに長所短所がありますし、使う人によって最適なマットレスは異なります。
高いマットレスを買っても、場合によっては逆効果なんてことにもなりかねませんから、イメージで購入しないようにしましょう。
それぞれのマットレスの特長を学んで、自分に最適なマットレスを選べると良いですね。
高反発マットレスの長所は寝返りのしやすさ
最近話題で人気のあるエアウィーブも東京西川のエアーも、どちらも高反発マットレスに分類されます。
実際に寝具店の店員さんに聞いてみても、どちらのマットレスを買うかで迷われる方も多いようですが、性能的にそれほどの違いはないようです。
高反発マットレスは反発する力がすごいので、体が沈みこまず、寝返りがしやすいという特徴があります。
人間は寝ている間に20~30回程度寝返りを打つといいますが、血液の滞留を防止したり、レム睡眠とノンレム睡眠の切り替えを促進したり、布団の中の空気を循環して温度や湿度を調整したりといった役割がありますので、快眠のために寝返りを妨げてはいけません。
それに高反発マットレスは低反発マットレスに比べると寝心地の良さに劣りますが、寝返りをしやすくしてくれますので、体の歪みも解消して腰痛にも良いといわれています。
低反発マットレスの長所は寝心地の良さ
低反発マットレスは横になった瞬間に寝心地の良さを感じることができるのが売りの一つです。
もちろん睡眠の質を高めるには寝心地の良さは大切な要素ですし、体が沈みこむことで体圧が分散され、体への負担を軽減して快眠に導いてくれます。
ただ低反発マットレスの欠点としては、体が沈み込んでしまうために寝返りが打ちにくいという点があります。
柔らかすぎるためにお尻が沈み込んでしまい、腰に負担をかけてかえって腰痛が悪化してしまうという人もいるようです。
上で述べたように快眠のために寝返りは欠かすことができませんので、個人的には高反発マットレスをおすすめしています。
低反発マットレスが売れたのはメーカー側の策略!?
ではなぜ低反発マットレスがあんなに売れたのか、それはメーカー側の意図があったのかもしれません。
一般的に高反発マットレスよりも低反発マットレスの方が開発にコストがかかりません。
安く作ったマットレスが大量に売れてくれれば売上も利益も上がりますし、メーカー側としてはウハウハですね。
使った瞬間の寝心地の良さもあいまって、低反発マットレスがあれほどまでに浸透していったのでしょう。
しかし低反発マットレスは高反発マットレスほど耐久性もありませんし、すぐにふにゃふにゃになってしまいます。
そうなればまた消費者はマットレスを買わざるを得ませんし、寝具メーカーのさらなる売上につながるというわけです。
長く使っていれば高反発マットレスの魅力がわかる
低反発マットレスに比べると高反発マットレスは寝心地は決して良いものではありませんし、値段も決して安いものではありません。
しかし睡眠中も理想的な姿勢を保っていられますし、腰痛や体の痛みが改善したという人もたくさんいます。
それに復元する力が強いため、低反発マットレスに比べ耐久性が高く、長く使ってもへたれにくいという特徴があります。
ただ一口に高反発マットレスといっても、その反発力にも強度があります。
体重が軽いのに反発力が強いマットレスを選んでしまうと、体が宙に浮いたような感覚で快眠できないかもしれません。
ご自身の体重に合っていないようであれば見直した方が良いでしょう。