Contents
マットレスのスプリングで背中や腰が痛いを解消する簡単な方法
今お使いのマットレスの寝心地はいかがでしょうか。
もしマットレスのスプリングが背中や腰に当たって痛いのなら、それはマットレスにへたりが生じているからかもしれません。
それは格安のマットレスを購入したためかもしれませんし、経年劣化によりマットレスがへたったためかもしれません。
どんな高級なマットレスでもいずれはこのような現象は起こりえますが、このままでは睡眠に支障をきたしますから、早めに直したいものです。
マットレスが固い、痛いと感じる原因
マットレスの構造は中央にスプリングと呼ばれるバネがあり、その上にウレタンシートや中綿を詰めた層で構成されています。
多重構造にすることでクッション性を出し、スプリングの硬さを和らげて寝心地を向上させています。
そのためウレタンや中綿といった詰め物がへたっているために、スプリングの感触が直に伝わりやすくなるのです。
1万円以下の安いマットレスだと詰め物の量が少ないため、使い始めからこのような痛みを感じることがあります。
価格を安く抑えるために、詰め物に薄いウレタンシートを使用していたり、あるいはウレタンシートのみか中綿しか使っていない場合もあります。
低価格のマットレスを購入するときは、詰め物に何をどれくらい使っているかなど確認するようにしましょう。
また品質の良いマットレスであっても、経年劣化により詰め物のへたりが生じ、スプリングの硬さを感じるようになるのです。
こうなってしまった場合、早めに対策しないと、背中や腰の痛みの原因になりますし、まともに寝られたものではないので、睡眠の質の低下にもつながります。
マットレスのクッション性を回復させる方法
ローテーション
もし使い始めにはこのような硬さを感じることはなく、ある日突然痛みを感じるようになったのなら、経年劣化による詰め物のへたりが考えられます。
お使いのマットレスが両面使用可能であれば、ひっくり返して裏面を使用するという方法があります。
マットレスはすべての面が同時進行で凹みが生じるわけではないので、上下を入れ替える、表裏を入れ替えるなど、ローテーションを行うことで、購入当初と同じような寝心地を再び手に入れることが可能です。
ローテーションをした方がマットレスの寿命も延び、長く快適な寝心地を維持できるのでお試しください。
マットレスパッドやトッパーを敷く
またマットレスの上にマットレスパッドやトッパーなどを敷いて、クッション性を上げるという方法もあります。
詰め物がへたることでスプリングの硬さを和らげることができなくなっているので、新たにクッション材を追加して補強するイメージです。
マットレスパッドやトッパーにはウレタンやラテックス、樹脂材といった、クッション性や体圧分散性、反発性に優れたものなどあります。
マットレスの上に敷くと寝心地が格段に変わるので一度お試しください。
2、3cm程度の薄いパッドでもよいですが、ある程度厚みのあるものをおすすめします。
こうした対策を施せば背中や腰の痛みが改善し、寝心地が良くなる可能性があります。
買い替えを検討する
しかしながらローテーションやパッドを使用しても、マットレスの凹みがひどすぎる場合が対処できないことがあります。
固さや痛みは改善できてもマットレス自体の凹みが大きいと、体がくの字になって寝姿勢が悪くなる恐れがあるからです。
こうなると背中や腰をかえって痛めることにもつながりますので、寿命と考えてマットレスを買い換えることをおすすめします。
あなたのマットレスの寝心地が改善して、満足できる眠りに入れる一助となれば幸いです。