夏は寝不足になる人が多い
夏になると気温が上がり、外に出かけるのが楽しくなりませんか。
夏は開放的な気分になり、体温も上がって体が元気になる気がします。
学生さんなどは夏休みに入り、つい夜更かししてしまうことも多いのではないでしょうか。
それに夏は気温も上がって寝苦しいので、寝付きが悪くなり、睡眠不足になる人も多くなりがちです。
ちゃんと水分や栄養も摂っているのに、夏バテするとしたら、原因は寝不足かもしれません。
夏バテと睡眠は実は密接な関係にあるので、すっきり快眠して夏バテ予防に取り組みましょう。
睡眠の質が低いと寝不足になる
注意しなければならないのが夏バテ、急に体の調子が悪くなって、倒れてしまう人もいるぐらいです。
どんなに健康な人でも、寝不足が続くと、夏バテになってしまう可能性は高くなります。
ちゃんと寝ている、睡眠時間は確保しているつもりでも、実は深い睡眠はとれていない、ということもあるでしょう。
夏は暑くて湿気も高く、寝苦しいですし、寝付きが悪くなりがちです。
そればかりか、夜中に何度も目を覚ましてしまったり、眠りが浅くなることも考えられます。
夏バテの主な症状
夏バテになると、体がだるくなったり、何もする気が起きないなど、めまいや発熱といった症状が出てきます。
また食欲がない、お腹をくだす、吐き気がするなど、消化器官の不調を訴える人も少なくありません。
中にはうつ病のような症状が出る人がいますが、夏バテではなく、夏季うつの場合もあるので注意しなければなりません。
そもそも夏は他の季節に比べ、体力を消耗しやすく、強い紫外線が体や脳を痛めつけます。
このように疲弊した脳や体は、睡眠をしっかりとったからといって、完全に細胞の修復や体力の回復ができないのです。
それに加え食欲不振のためエネルギーを確保できず、熱帯夜が続くことで寝不足になるため、夏バテになってしまうわけです。
夏バテの原因は栄養不足
なお夏バテの原因は色々ありますが、多くの場合栄養不足と自律神経の乱れが考えられます。
夏は暑いですから、単純に食欲が出ないという人は多いです。
食べ物を食べないと当然、必要な栄養を摂取することができません。
加えて暑いからと冷たい飲み物ばかり飲んでいると、胃腸が冷えて、栄養の吸収が悪くなってしまうのです。
それから夏はたくさん汗をかき、体内の水分やミネラルがどんどんと排出されます。
その結果脱水症状になって夏バテしてしまうわけですが、こまめな水分補給は忘れてはなりません。
自律神経の乱れが拍車をかける
また夏バテを引き起こす原因はもう一つ、自律神経の乱れにあります。
夏は灼熱の屋外と、エアコンのがんがん効いた屋内を行ったり来たりすることが多くなります。
この急激な温度変化に体がついていかず、自律神経のバランスが崩れてしまうわけです。
加えて寝不足は自律神経のバランスを崩す、もっとも大きな要因といっても過言ではありません。
実際、自律神経失調症になる人の多くが、睡眠不足であるという傾向にあるようです。
睡眠時間の短い人、特に6時間未満の睡眠を続けていると、交感神経が優位な状態が続くようになり、自律神経を切り替えるスイッチがうまく働かなくなります。
こうして自律神経が乱れると、体の血管や内臓、筋肉など、いたるところに不調が出てくるようになり、夏バテしてしまうわけです。
このように夏バテしないためには、質の高い睡眠をとることが必要だとわかりました。
こちらには、夏を快適に眠るための寝具選びについて、書かれていますので参考にしてください。