仰向けに寝るメリットと最適な方法

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仰向けに寝るメリットと最適な方法

寝ているときの姿勢に気を付けたことがありますか。

あなたはなんとなく寝やすい姿勢で寝てきたと思いますが、寝るときの姿勢は睡眠や体の歪みにも大きな影響を与えます。

 

それだけ寝姿勢は重要ということです。

その中で多くの人が寝ているときに採用しているのが仰向け寝だと思います。

 

結局どの姿勢で寝るのがよいのか、そして仰向けに寝ることのメリットは何だと思いますか。

そして正しい仰向け寝の方法とはなんでしょうか。

背骨に与える影響が少ない

寝姿勢が悪いと肩や腰、首が痛くなったり、深い眠りにつけない、夜中に何度も目を覚ますといった弊害が考えられます。

その中で個人的に最も重要だと考えているのが背骨への影響です。

 

背骨は立っているとき、座っているとき、体を支えるだけでなく、体を動かすための中枢神経があり、その中枢神経を保護しています。

背骨に負荷を与え、ゆがんだりすれば脳と体との情報のやり取りに影響を与え、さらには睡眠への悪影響も与えかねません。

 

寝ているときの姿勢如何によって、背骨への負担は蓄積していくことに注意しなければなりません。

日中背骨は常に働いているわけで、寝ているときは適切な寝姿勢をとり、背骨を安定させて休ませることが大切です。

 

そのために、背骨への負担が少ない寝方といえば、やはり仰向けで寝ることだと考える専門家は多いようです。

もちろんどんな枕やマットレスを使っているかで、必ずしも仰向け寝が良いとはいえないこともあります。

 

また仰向け寝は枕などの寝具で顔のお肌がふさがれることなく、肌呼吸がしやすいともいわれています。

吹き出物やニキビ、シワといった肌トラブルにお悩みの方や、美容に関心の深い方にもメリットではないでしょうか。

 

しかしながら仰向けで寝るといびきをかきやすいともいわれています。

仰向けに寝ると気道が狭まりやすく、正常な呼吸がしづらくなるというのが理由です。

 

特に舌根が下がりやすい人や、肥満体質で脂肪が気道をふさぎやすい人は仰向け寝はおすすめできないかもしれません。

その場合は無理に仰向けに寝る必要はありませんが、そうでなければ背骨のことを考えて仰向けで寝るといいでしょう。

 

正しい仰向け寝を保つ寝具を使う

仰向けで正しい寝姿勢を保つには、枕の高さも重要です。

高い枕が好きという人がいますが、枕が高すぎれば、いびきもかきやすくなります。

 

また頭の位置が高くなる分、首が不自然に湾曲し、背骨の自然なカーブもゆがんでしまいます。

頭へ流れる血液の流れも阻害され、深い眠りにつけなくなるということも忘れてはなりません。

 

それからマットレスは体をしっかり支える支持性のあるものを使ったほうが良いでしょう。

柔らかいマットレスが好まれることがありますが、ただ柔らかいだけだと支持性がなく、肩や腰が沈み込んでしまいます。

 

もともと柔らかいのか、それとも使用によって寿命が訪れて支持性のなくなったマットレスも同様、これもまた背骨の歪みを生じさせます。

とはいえ硬すぎるマットレスも結局肩や腰で体を支えることになり、背骨が休まりませんから、柔らかい方が良い、硬い方が良いというわけでもありません。

 

いずれにせよ体をマットレスに預けたときに、背骨の自然なカーブを保つことができればよいというわけです。

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