枕を変えると寝れない人と眠れる人の違い

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枕を変えると寝れない理由とは

枕が変わると眠れない、このように感じる人は少なくないのではないでしょうか。

例えば旅行でホテルや旅館に泊まったり、友人の家にお泊りするといつものように寝れないという人がいます。

 

寝床についても目が冴えて中々寝付けない、夜中に何度か目が覚めてしまった、そんな経験あると思います。

もちろんそんなの気にしない、いつでもどこでもぐっすり寝れる人もいるでしょう。

 

布団に入った瞬間から意識を失うように寝てしまうのは普段から不眠気味のような気もしますが、個人差はあるのかもしれません。

枕を変えると寝れないのはただの迷信なのか、それとも科学的根拠はあるのでしょうか。

枕が変わると脳が覚醒する!?

枕を変えるというと語弊がありますが、要はいつもと違う場所で寝るということです。

マイ枕はともかく、マイ布団を持ち歩くわけにはいきませんから、場所だけでなくいつもと違う布団で寝ることにもなります。

 

いつもと違う環境では自然と脳も覚醒状態になり、脳が睡眠状態になりにくくなるといわれています。

つまり興奮状態になるためで、寝付きが悪くなったり、周囲の音や刺激などにも敏感に反応して、眠りが浅くなったり、夜中に目覚めてしまうというわけです。

 

ストレスホルモンが眠気を吹き飛ばす

これは生態警告系といって、我々の体にもともと備わっている一種の防衛本能のようなものなのです。

今でこそ寝ている間に敵に襲われることなど早々ありませんが、我々の祖先はいつ敵に襲われるかわからない環境で生きていたため、このような能力が身についたのでしょう。

 

もちろん人間だけでなく、すべての生物に共通する一種のシステムではないでしょうか。

いつもと違う環境ではいつ敵に襲われるかわからない、襲われないまでもいつ不測の事態が起きるかもわかりません。

 

危険を察知、つまりストレスを受けると、我々人間の心拍数や血圧は上がり、ストレスホルモンが分泌され、脳や体が準備を整えて、即座に対処しようとします。

このストレスホルモンは脳を覚醒状態にしますから、当然眠気も吹き飛んでしまうわけです。

 

眠れる人と眠れない人の違い

しかしそうはいっても枕が変わると寝れない人もいれば、問題なく眠れる人もいます。

生体警告系が人間に備わった機能なら、このような違いはなぜ生まれるのでしょうか。

 

同じような物理的な刺激、あるいは精神的な刺激を受けても、敏感に感じる人もいれば、全く気にしない人もいます。

これは人によってストレスによる耐性が異なるため、生体警告系の反応の大きさも変わってくるからなのでしょう。

 

そのため枕を変えても問題なく寝れる人はこのストレス耐性が強いか、あるいは枕が変わったこと自体をストレスととらえていないのかもしれません。

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